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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かに
5
2巻との落差がすごい。あの展開から平凡な日々の恋の話になった。あそこまででかい出来事を描いておいて、次巻では引きずらない感じがすごい。でも、実際そういうもんかもしれない。でっかい出来事も、時が立つとその記憶も薄れ、忘れ、ふとしたときぽっと蘇る。登場人物が結局みんないいやつだ。2013/08/24
うさを
5
極端さは不安を喚起する。もちろん斎藤君のこと。でも、主人公は、そういうキャラに優しい。1巻でのオジサン、2巻での雨川、花林同様、主人公は斎藤君を、こう言ってよければ、たぶん愛している。羽田さんが149頁で嫉妬するくらいに。そういう意味では、主人公も、共感性という面で極端な高さをもつキャラクターである。主人公のような共感性の極端な高さと、斎藤君のような極端な低さが混在している。2011/10/16
overture(マンガ用)
4
境遇としては富岡と斉藤は似ている。でも斉藤が自分から積極的に周りを避けてきたのに対して、富岡はいつのまにか孤独でそれを自覚した時に変わりたいと思うようになったことが違うように思える。斉藤が変わりたいと思うようになってからも、向こうから突然きた出会いやコミュニケーションを拒否しないことで徐々に変わっていく富岡と違い、自分から急に変わろうとしてうまくいっていない印象を受ける。似ているようで二人は対照的なのかもしれない。2012/04/22
サカナ
3
この人のマンガってどんな平和な場面でも、てか平和であればある程、次の瞬間転げ落とされそうで読んでて怖い。でも読んでしまう!斉藤さんはけっこう良いキャラやった。2009/03/20
ころっぷ
2
事件の幕引きやそこからの妙な新展開に明らかに連載上の都合、テーマのブレ、構想時点からの逸脱の跡が見て取れる。ギャグとシリアスの振り幅に物語が有機的に結び付いていない。作家としての力量には疑いの余地は無いが、まだポテンシャルを発揮できる器を用意できていない様な不完全燃焼感。2013/03/02