- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少女(中高生・一般)
- > 講談社 キスKC
出版社内容情報
沖田 ×華[オキタ バツカ]
著・文・その他
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
190
レンタル。産婦人科でアルバイトとして働く×華。その日常を追う。と言ってしまうと簡単だが、毎日がとにかく重い。人生の裏側を見せられているよう。万人受けするとは言えないが、多くの人にお勧めしたい。★★★★☆2017/02/03
新地学@児童書病発動中
124
これは傑作。非常にお勧め。涙なしでは読めない。今年になって読んだ本の中で一番心を動かされた。高校生3年生の×華が、産婦人科で働きながら、命の生まれる現場に立ち会っていく。きれいごとばかりではなく、過酷な現実がしっかりと描かれており、重たい読後感。中絶、不倫、性的な虐待など目を覆いたくなるような現実に胸が痛くなった。それにしても呆れるのは、男性の無責任さだ。自分の再婚相手の子供を性的に虐待するは、人として許されることでない。暗い内容だが、ユーモラスなタッチの絵と、命を肯定する作者の姿勢が素晴らしい。2017/01/28
あん
77
とにかく重たくて辛い内容です。 産婦人科は、新しい命が誕生する場所であると同時に、消える場所でもある現実を、ストレートに訴える内容です。 若い世代の方や、男性にも読んでもらいたい内容です。2016/09/03
かなっぺ
70
見習い看護師の目線で見た産婦人科での出来事。 自分自身の経験といろいろな意味で重なり驚いた。そんな私には内容は重いものでも無くサラリと、そしてズシリと今現在の自分自身の状況が幸せだと、気づかせてくれた大切な本です。2017/04/14
nyaoko
66
読メのレビューや、ネットの評判を読んで気になっていて、本屋さん巡りしてやっと見つけました。ほわんとした表紙で油断しないで下さい。ハンカチ、もしくはティッシュのご用意を忘れずに。作者自身の実体験を基にした沢山の命の物語。産婦人科は赤ちゃんが産まれる場所であり、赤ちゃんが産まれなかった場所でもある。中絶、死産、性的虐待、ネグレクト、どれも目を背けたくなるような内容。でも、これは若い女の子達に是非読んで欲しい。外の世界を知る事なく消えていった命に、陽の光を見せてるシーンは作者の命に対する尊さを表している。2015/11/17