- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少女(中高生・一般)
- > 講談社 その他
出版社内容情報
【内容紹介】
死の淵をさまよう男が体験した世界を描く「夜の馬」。母親の偏愛が悲劇の結末をもたらす「メディア」。実話をもとにした恐怖「押し入れ」。そして、愛と怨念に取り憑かれた男の話「雨女」。──衝撃の4編が、あなたを捕らえる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リッツ
27
再読。世間を騒がせたニュース(薬害、ロス疑惑)を思い出させる「冬の馬」「雨女」作者が集めた実話をもとにした表題作「押し入れ」これは怖い!そして一番印象的だったのは子供に執着し偏愛する母と気づき自立を目指す娘との悲劇を描いた「メディア」何度読んでも唸ってしまう短編集。2020/07/27
pepin
13
「メディア」ギリシャ神話の王女メディアをモチーフに、愛情を越えた依存からの子殺しを描く。子供が成長して巣立つ時に自分も母親役から巣立てるか。「押し入れ」怖〜い。押し入れのある部屋に寝てるので。コタツが点きっぱなしとか、意味がわからない現象がまた怖い。2019/10/10
きつねこ
12
図書館で通りががりに立読み。ホラー短編集。4作とも、上手い。。怖い。。『東京ロンダリング』読んだばかりだったので、特に表題作がぞくぞくっときました。あとは「メディア」。母親って怖い。少し気持ちがわかるけど。「雨女」のラストの長物を引きずるのも粟立ちました。これってモデルはあの事件ですよね。昨夜、ストーリーがきっちりある長女が殺された!夢を見たばかりで、どうも調子悪いです~。2014/09/06
てんてん(^^)/
10
子どもが「地球へ」と「日出処の天子」を読みたいというので、本棚部屋の奥底から取り出してきたBOXの中に一緒にしまわれていた山岸先生の怖いマンガたち。懐かしい。何が怖いって表紙の絵が一番怖いですよ。(笑) お母さんが子どもに執着する話は、自分がお母さん側になっちゃったので、少し気持ちがわかって怖いよりもやるせない。この短編集は表紙にインパクトがあるけれど、どちらかというと哀しい話が多いかも。2018/07/13
南註亭
5
コワイ作品集です。女性漫画家Mさんの実話譚をふくむ短編集ですが、じっくり読むと心理描写の凄さに気がつきます。各作品の扉絵は、それだけで雰囲気があります。いゃあ、クセになる作家のひとりです。久々の再読になります。2012/04/10