出版社内容情報
士郎 正宗[シロウ マサムネ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
blackstone
27
1(無印)の続編として読むと、舞台は電脳空間が中心でガンアクションはぽ無し、公安9課や(義体としての)草薙素子、フチコマも出番なし。主人公は草薙素子(と人形使い)の11番目の同位体でポセイドン・インダストリアル社考査部長である荒巻素子w。フチコマの代わりに多数の「支援AI」と呼ばれる支援プログラム群を操る。終盤、ある重要なモノを巡り電脳空間内で草薙素子と対峙するが…。全体的に小綺麗で1(無印)のごちゃごちゃした小汚ない世界観を期待すると肩透かしにあう。そっち系がお好みの人は1.5の方が、まだ合うかも。
さくりや
26
意味が分からなすぎて再読。前よりは理解できたけれど、その理解が完全なものかというとそんなことはない笑。結局襲撃犯もそれを追っていたのも素子さんの模倣子ってことで良いの?で、荒巻とバトーが霊能局を使って彼女の動向を追っていると。並行して『ARISE』と『2045』も見ているが原作は隙間無く作り込まれているな。ちなみに『ARISE』は第4の攻殻ではなく第4のシュピーゲルだった。『2045』は攻殻機動隊としては面白いけどS.A.C.としては残念。ミレパのオープニングと素子さんのお化粧はめちゃ好み2020/11/08
活字スキー
23
【サイボーグである素子にとってアクティブなドライブは全て自分の身体であり アクティブなソースは全て自分の記憶である】久しぶりの再読。最初にある通り、本書は攻殻機動隊(公安9課)の物語ではなく、前作から4年5ヶ月ほど経った世界で「荒巻素子」を中心とした物語。全面的にPC作画が導入され約半分がカラー、美麗ではあるもののとにかく過密で漫画としての読みにくさは前作以上かもしれないが、人とマシン(AI)の未来を描くSFエンタメとしてさらにアップデートされた読み応えでも負けてはいない。 2022/05/27
さくりや
23
皆様のレビューを事前に拝読したがまーじで何が起きているのか分からんな笑。再読したら分かるのかな。これを読んで「もー公安9課がわいわいがやがや事件を解決する刑事モノアクションが読みたーい」となった私にはアニメのシナリオの方が向いているのかなあ。あと、やっぱり謎露出の服装に慣れないんだが笑2020/09/05
karatte
21
まず表紙イラスト。ブロンドロングヘアの謎の美女。ボブカットどこ行った。サブタイトルもTHE GHOST IN THE SHELLからMANMACHINE INTERFACEへ。巻頭に異例の〈お詫びと訂正〉が掲載されるほど、前巻とはほぼ別物と言っていい思弁小説的内容の第2巻だが、ストーリーは地続きだしこれはこれでアリ……なのか? リアタイで読んでいた読者はついていけたのか? 最終盤300ページ〜にまとめっぽいお偉方(てか猿オヤジとバトーか!)の会話があるので、そこを読んで無理矢理腑に落としたのか?2023/11/22