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出版社内容情報
『寄生獣』で世を震撼させた岩明均氏が漫画家としてデビューする前から温めていた物語、それがこの『ヒストリエ』。舞台は紀元前、後にアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作です。蛮族スキタイの出身でありながらそれを知らず、都市国家カルディアでギリシア人養父母に育てられたエウメネスは、そのおかげでギリシア的教養を身につけることとなる。ある日養父がスキタイ人に殺され、自分の出自を知ったエウメネスは奴隷の身分に落とされてしまう。それが彼の波乱の旅の始まりだったのです。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
流言
40
奴隷になった途端に難破するエウメネスは運がいいのか悪いのか。運の善し悪しはともかく、流れ着いた先で地位を確立したのはエウメネスの確かな実力というものだろう。今までの環境では今ひとつピンときていないところもあった彼の才能だが、裸一貫から立ち上がったという事実に改めて傑物の片鱗を感じることができた。村での生活も、集落間の文化の差程度ならどこの時代・社会にもあることなのであろうが、猫を知らないというシーンには驚いた。紀元前四世紀という設定は伊達じゃない、というか意外にも猫と歩んで来た歴史はたかだか数千年なのか。2015/10/04
kanon
37
叫ぶ。エウメテスは叫ぶ。「よくもぼくをォ!だましたなァ!」もうね、一緒に叫んでましたよ。もちろん心の中でwこんな理不尽な...子供相手に何がしたいんだか。でもなんというか、いざ別れの時がきたら、妙に納得してしまったというか。みんななんだかんだで優しいんだもの...。でも最後だけああいう態度をとるのもどうかと思うけれどね。それでもヘカタイオスだとかいう糞よりはマシ。う~ん、もうこれ完全にエウメテスに感情入ってるわwそれよりもあれです、次が気になって仕方ない!今高いんだけど...買うしかない!買ってきまーす♪2012/08/25
いおむ
36
この作者の表現の仕方がすこぶる良い。淡白な感じなのに、ストーリーもセリフも表情も、印象に残る。2016/01/10
Die-Go
31
エウメネスは奴隷として売られて行くが、その道中で海難事故に遇い、自由となる。そして、そこで救われたボアの村で束の間の安息の日々を送る。生来の勘の良さと弁舌の豊かさから村人の信頼を得、ほのかな恋心も生まれる。★★★★☆2022/04/10
kagetrasama-aoi(葵・橘)
29
「ヒストリエ」第三巻。奴隷として売られて行くエウメネス。「よくもぼくをォ!!だましたなァ!!」そしてボアの村、文化が違う(o^O^o)。ここら辺の展開興味が尽きない。面白い!2021/07/09