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出版社内容情報
【内容紹介】
天狗！自在に飛行をなしあやかしの術もて人をさらい古来より畏怖と敬愛を享けた天狗！今かれらはどこにいるのかどこから来てどこへ行くのか？何を食っているのか寒い日はどうするのか。天狗にさらわれちゃった子はそれからどうなっちゃったのか？天狗の未来を憂う待望の第1巻！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月世界旅行したい
7
再読。2015/12/24
三柴ゆよし
7
四方田犬彦が絶賛してたので。こりゃすげえなあ！ 幼少のみぎり、天狗に弟子入りした少女シノブは、零落した師匠天狗と放浪の日々を送っていたが、ふとした偶然から弟のとしのりと再会する。癖の強い墨太の曲線で描かれる絵もさることながら、「天狗」という主題にそぐった鳥瞰的なカメラ・アイが殊に素晴らしい。勿論、物語からも目が離せない。教授の目的とは？ 大日本天狗党とシノブの行く末は？ 天狗の未来を憂える大活劇ロマン。次巻に続く。2009/11/22
ジモー
4
不穏な大傑作。この国は万古不易天狗の国なのだ。2014/02/04
fuseciba
3
アフタヌーン誌上で読んだ際、余りの如何わしさに眉を顰めたものです。しかし十年経て読み返しても全くその熱情の迸る様は圧巻であります。
ころっぷ
3
凄い！こんな作品は見たこともないし、この作家にしか絶対に書けない。跳躍するカット割り、力強い墨絵の筆致、文学的な台詞。独創的な物語の鮮やかな展開力。傑作です！2011/11/19
