出版社内容情報
士郎 正宗[シロウ マサムネ]
著・文・その他
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書ニスタ
46
1991年、SF漫画の古典。2028年の未来を描く。AI、サイボーグの活躍を描く。一読で理解できないほど、難解な構成とディテール。硬派な漫画で、何度も映画化されてる。30年も前に描かれたとは思えないほど、令和時代の現実世界との類似点に驚かされる。子供の時に本書を読んだ連中が、本書を現実にしようとしているかのよう。作者のスゴい才能。「俗悪メディアに洗脳されながら、種を撒かずに実を食べることか?興進国を犠牲にして」「だから浮浪化はもとより野生化する奴も後を絶たない」姿は変わっても、人間の本質は変わらず、か。2019/11/03
さくりや
35
字多ッ!これは工学ベースなのかしら、馴染みのないジャンル過ぎて知らない単語が多数で理解が追いつかなかった。女が憧れ男が恋するヒロイン・草薙素子は魅力的で彼女を追っていればストーリーの大筋は察することができた笑。「この世の中が嫌いなら二度とあの世から出てくるな!」痺れるゥ。時折出てくる街並みが中野ブロードウェイ風味強めでテンションが上がった。続きはどうしよう。2020/07/19
おさむ
34
実写版映画を観たら、ネットの反応が賛否両論なので、原作の士郎正宗さんの世界観を確認する為に読了。1991年に描かれた「サイバーパンク」マンガ。公安警察や人工知能、ネット社会、国家とテロなど、ここ20年の映画やドラマのテーマや昨今の世界情勢を見事に先取りしている内容に驚きます。AKIRAも凄いマンガでしたが、この原作も「マトリックス」等に影響を与えたのかもしれませんね。実写版映画は、これを読んでしまうと、表面はなぞっているもののハリウッド的なアクションとCG満載の別の作品という感じがします。2017/04/11
さくりや
33
前回が初読で、余りの情報量と知らない語彙のオンパレードで内容が理解できずすぐに再読。一気読みは疲れるので1話1話、確実にストーリーを理解できるように読んだら、何これめっっちゃ面白いじゃん。怒濤のドンデン返しと伏線回収。公安9課の面々もこんなにキャラが立っていたのね。超かっこいい美人の紅一点とハードボイルドな男達、の構図が東京事変ぽいし、なんなら物語版「電波通信」よこれ。2020/08/04
さくりや
29
同僚が推しに元気を貰えと言うので再読。原作版の素子の容姿は本当に藝術的。可愛いとかっこいいと綺麗が絶妙にミックスされている。何度読んでもわくわくするストーリーは圧巻。映画も見に行くから待ってろ素子、待ってろ9課2021/07/18