感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キジネコ
37
今を生きる私たちから見れば・・と作家は、あとがきに書いています。「彼らの熱い気概は、現代人の冷ややかな装いと高慢な魂を強く揺り動かすものではないでしょうか?」と。読者は宮城谷昌光の物語を愛し、東周の多くの逸話を知り、鄭問の「考える力の成長」と歩調を一にする喜びを味わいます。その一瞬に立会い、時代の躍動する気の波に震える己が魂を感じます。気がつけば又、荘子の教える世界の混沌を、禅の公案、無限定な愛の姿を思っています。本に出会い、物語に出会い、人に出会い、そして何かを感じる自己に出会う。読書の喜びです。2015/05/28
nas
2
知らない話がかなりあって楽しいな2023/07/31
李
1
やっぱり面白い。いいなぁ、中国の歴史勉強になります。しかし、この毛筆タッチがまた味があっていいなぁ。2010/08/13
who
0
現代の感覚ではこれはいい話なのだろうか?と判断に迷う点も多いが壮絶三勇士に描かれているように命が軽んじられていた時代を駆け抜けた人たちの物語なのだろう。2017/04/16
pochi
0
1999年 6月26日
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- 和書
- アヌビスの恋