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出版社内容情報
後の大王、王子アレクサンドロスは二重人格だった!? マケドニア王国の秘中の秘が明かされる。
『寄生獣』で世を震撼させた岩明均氏が漫画家としてデビューする前から温めていた物語、それがこの『ヒストリエ』。舞台は紀元前、後にアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作です。蛮族スキタイの出身でありながらそれを知らず、都市国家カルディアでギリシア人養父母に育てられたエウメネスは、そのおかげでギリシア的教養を身につけることとなる。ある日養父がスキタイ人に殺され、自分の出自を知ったエウメネスは奴隷の身分に落とされてしまう。それが彼の波乱の旅の始まりだったのです。
マケドニア王フィリッポスに見初められ、書記官となったエウメネス。そこで 出会った王子アレクサンドロス(後の大王)の二重人格の秘密に触れ、さらには王の依頼でマケドニア将棋を開発する。一方、マケドニア軍は近隣に覇を唱えるべく東進を開始。拠点になるのはエウメネスが育った町カルディア。マケドニア軍の一員としてエウメネスは旧知の人々と再会した。目指す攻略先はビザンティオン(現在のイスタンブール)である。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
123
これからものすごく面白い展開になっていきそうな予感だが次巻が出るのはいつになるやら。マケドニア将棋をやってみたくなったので限定版を買えばよかったかな、とは思うがよく考えたら打つ相手がいない。2011/12/08
kanon
69
最新刊に追いついてしまった。次巻が刊行されるのは遅いということは周知の事実だったのでゆっくり読もうとしたけれどやはり一気読みにおわってしまい、先がめちゃくちゃ気になる!この感想書いてる今現在!あ~、どうせ一年半とかそれくらいかかるんだろうなあwまあ待たせても結局面白いから何も文句は言えないんだけれどね...wこの巻は、いきなりの過去話。表紙が誰かわからなかったし怖かったけど、本編読んだ後は狂気しか感じない。歴史よくわからないけど、著者コメントで有名な人物なんだと分かった。そうかあ...。次巻も期待!2012/09/15
財布にジャック
48
うわぁ~っ!怖いです。王子の夢のシーン読むんじゃなかったかなぁ…と、ちょっと後悔しました。後半ではいよいよ物語が動き出すので楽しみです。やっぱり歴史物は戦いがメインですよね。いつか行ったトルコのイスタンブールを思い出しながら、ビザンティオンがどう攻められるのかとドキドキしながら次巻に続くとなりました。早く先が読みたいけど忘れた頃にしか読めないので寂しいです。2011/12/20
いおむ
47
将棋の話、カルディアに戻ってきた話が好き。それにしても画面に緊張感をもたせるのがうまい。2017/07/17
645
47
アレクサンドロス出生秘話。母親に狂気染みた行動には驚いた…彼女の過去も知りたい所。父親は実は殺された男なのか?ともかく、王子自身は至って優しく自身の非力を反省する賢さもある好青年。王の器かと問われれば…もう一つの人格はそういう面を補うべく生まれたものなのか?まだ謎が多く先が読めない。一方、エウメネス相変らずは楽しそう(笑)機転の利いた行動、発明が徐々に王を元に側近までも知る所となりつつある。ヘカタイオスへの仕返しがまた彼らしい。“知性”を武器に…オデュッセウス像に近づいている。二人の邂逅が待ち遠しいな。2013/12/09