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講談社文庫

  • 東山 彰良【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062937214
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



東山 彰良[ヒガシヤマ アキラ]
著・文・その他

内容説明

一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で?無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。直木賞受賞作。

著者等紹介

東山彰良[ヒガシヤマアキラ]
1968年台湾生まれ。5歳まで台北で過ごした後、9歳の時に日本に渡る。2002年「タード・オン・ザ・ラン」で第1回『このミステリーがすごい!』大賞銀賞・読者賞を受賞。’03年、同作を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』で作家デビュー。’09年『路傍』で第11回大藪春彦賞、’15年に『流』で第153回直木賞を受賞。’16年『罪の終わり』で第11回中央公論文芸賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

550
戦中の中国大陸での出来事(これは老人たちの回想として語られる)、そして戦後に生きた秋生(語り手の「わたし」)を中心に台北の日々が綴られる。事件の発端は祖父の殺人事件であり、秋生による事件の解明がプロットの主軸をなすが、小説の本質はそこにはない。ここで主として語られるのは戦後に蒋介石らと共に台湾にやってきた外省人たちの戦後である。ただし、本省人との軋轢は関心の外にあったようで、もっぱら戦後の台湾の風俗と、大陸を引きずる人たちの物語である。小説としては、プロットが先行しすぎており、やや肉薄な感が否めない。2020/01/23

しんたろー

220
台湾を舞台にした主人公・秋生(チョウシェン)の青春グラフィティ…台北の匂いが漂ってくるような濃い描写とキャラが立った人々の息使いが伝わってきて、秋生と一緒に汗をかいたり涙を流した。恋や友情やオカルトまで交えたエピソードが短めの章分けで描かれて、とても読み易く面白がれたし、台湾と中国の関係も再認識できて勉強にもなった。核である祖父の死因が、ミステリ要素として最終章に効いてくる構成もニクい。大きな盛り上がりを感じなかったのが若干の物足りなさではあるが、直木賞は納得。毛毛(マオマオ)がたまらなく愛おしかった💛2018/05/17

射手座の天使あきちゃん

208
まったく面白さが理解できませんでした、面目ないっす! >_<  どこから面白くなるの?と期待に胸膨らませて最後まで読み切りましたがダメでした。先ず登場人物の名前が発音出来ません(親近感湧きません)! 国民党・共産党・抗日戦争?何ですかそれ? 切ない恋バナもありましたが胸キュンまでは行きませんでした。 読友さん絶賛、直木賞選考委員の先生絶賛と来れば感性がズレているのは間違いなく私ですよね! 残念!! <(^_^;2017/08/14

ゆいまある

122
タイトルと表紙に騙されてはいけない。ちょいブラックなコメディである(少なくともラスト直前まで)。台湾に住むちょっと気の強い一家の日常。序盤で大好きな祖父が惨殺されるが、それを除けば主人公は悪い友達と喧嘩したり、はしゃいだり、恋をしたり、幽霊と話したり、生き生きと暮らしている。豊富な語彙、リズム感、中国語の台詞が気持ちいい。え、作者の母語は日本語じゃない?天才?凄い。直木賞どころかこの世の全ての賞が取れるでしょう。国境を感じさせない壮大さ。世界は広く、ラストの泣かしにかかるあたりは西加奈子っぽい。2022/08/31

鷹ぼん

119
面白くて一気読み。この時代の台湾はいくつかの台湾映画でも観て来たので、時代の空気感がカラー映像で頭に浮かび、読みやすくもあった。「わたし=葉秋生」の青春物語にして、葉一族、とりわけ祖父の葉尊麟と義叔父の宇文の過去を解き明かしてゆく「わたし」の遠大な旅紀行という感じもした。抗日戦争、国共内戦、日本以後の台湾、三不政策など、台湾を取り巻く環境の転変も興味が尽きない。中国語の諺や四字熟語も効果的に使われており、激しい物語の合間でクスッと笑わせてくれた。この物語の先の「わたし」を思うと、切なさを禁じ得ない…。2017/08/25

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