講談社文庫<br> 梟の系譜―宇喜多四代

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講談社文庫
梟の系譜―宇喜多四代

  • 上田 秀人【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 473p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062932578
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

梟雄といわれた宇喜多直家。祖父能家と父興家の無念を背負い、強大な敵に囲まれ家名再興を志すも、道のりはけして平坦でなかった。天文三年(1534年)、備前・砥石城へ浦上家の重臣・島村宗政の軍勢が押し寄せてきた。守勢は、もう一人の重臣・宇喜多能家。一時は主家をしのぐ名声を得た能家であったが、8年前に中風を患い隠居の身となっていた。戦陣にも立てない能家は籠城を諦め、息子・興家と孫の八郎を城から落ち延びさせることを決意する。能家最期の抵抗の間に城を脱出した興家親子の、食うにも事欠く放浪の旅がはじまった。追手を避け一時は旧師の寺を頼り、その後は備前福岡の豪商の家に親子で身を寄せる。能家の敵討と宇喜多家再興を果たせぬうちに、興家は商家の娘を後妻にもらい、義母と折り合いの悪い八郎は商家を飛び出す。近くの寺で過ごすうちに月日が流れる。父・興家は商家で亡くなり、毛利氏や尼子氏の跋扈する中国地方の情勢も風雲急を告げ、直家と名を変えた八郎は旧主・浦上宗景に召し出される。梟雄・宇喜多直家が踏み出した最初の一歩だった。

第一章 流転
第二章 雌伏
第三章 飛翔
第四章 西方の敵
第五章 輝星の宴
第六章 継承の末
終章


上田 秀人[ウエダ ヒデト]
著・文・その他

内容説明

猛将だった祖父能家が裏切りに斃れた砥石城。父興家と苦難の放浪を余儀なくされた少年八郎は、豪商の助けで直家と名乗る。だが宇喜多家再興の道のりは険しい。強大な敵に囲まれ、宗主浦上家が牛耳る備前。若き直家は生き残り、祖父と父の復讐を果たせるのか?梟雄とされた男の苛烈な生涯。その真実とは!?

著者等紹介

上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。’97年小説CLUB新人賞佳作。歴史知識に裏打ちされた骨太の作風で注目を集める。講談社文庫の「奥右筆秘帳」シリーズ(全十二巻)は、「この時代小説がすごい!」(宝島社刊)で、2009年版、2014年版と二度にわたり文庫シリーズ第一位に輝き、第3回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞も受賞。『孤闘 立花宗茂』(中公文庫)で第16回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちばと~る

23
中国三大謀将の一人である宇喜多直家。数々の陰謀を巡らしのし上がってきたワルのイメージが強いですが、幼少期や若いころってあんまり知らないな〜と思い読んでみました。なるほど!幼少期の宇喜多家滅亡とその後の流浪が〜ってことですね!他の武将で幼年期に乞食同然の流浪体験があるのって誰だろ?明智光秀や尼子経久も流浪してても青年期だな〜。一応宇喜多能家の自刃から興家と八郎(後の直家)の流浪から秀家の八丈島流罪まで描かれてますが、秀家の描写が少ない!宇喜多氏4代のお勉強にイイです!!2017/01/07

future4227

22
宇喜多四代という副題がついてはいるが、そのほとんどは宇喜多直家の生涯を描く。一度は城も家臣も失い、ゼロの状態から謀略を駆使し、あっちについたり、こっちについたりしながらお家再興を果たす。これって真田昌幸と同じじゃないか。ぜひ大河ドラマにしてほしい。幼少期からの苦労人で、絶食日を設けて兵糧の節約を図るなど、家臣と一緒になって苦楽を共にする姿はまさに理想の上司。そのため宇喜多家の結束は固く、家臣の裏切りもない。そのおかげで、なんの苦労もなく育ってしまったボンボン秀家が、お家を一気に破滅させる。なんとも哀れ。2017/08/01

金吾

20
直家を中心に宇喜多家四代の歴史が更々と書かれています。何冊かはありますが、有名なわりにあまり本の主役にならない家なのでそれなりに面白かったです。宇喜多騒動をもう少し詳しく書いてあればなお良かったかなと思います。2020/09/10

onasu

18
戦国武将なんて、凡そ腹黒くなきゃ生き残れない。その中でも梟雄に数えられる宇喜田直家。信長の毛利攻めという有名どころで暗躍したもんで、殊更著名なんでしょう。  しかしながら、そこんとこしか読んでいないと、祖父が謀殺され、父子で十年近く浪々した後、宇喜田の家を再興したなんて話しには触れられない。それ故に、どんな手を使っても存続を図り、力を蓄え、謀を巡らし復讐を遂げると共に備前を分捕った。  些かきれいに描き過ぎだが、直家の数奇な生涯を追った物語は、十二分におもしろい。秀家は過ぎたる身分に…、まあ溺れるわな。2016/03/30

フミ

16
「四代」とありますが、内容は戦国時代の備前(岡山県)で、6歳で落城→浪人の身から再起して、一国を奪った「宇喜多直家」の一代記です。主に、直家の目線で、弟2人、備前福岡の豪商など、登場人物を絞りながら、周辺領主たちの併呑を描いていく流れですが、人物、土地、合戦などの解説が駆け足で、情景が浮かびにくいかな…と感じました。主家である「浦上家」が播磨の赤松家と争い、弱体する話などは、興味深かったです。あと最後の妻「お福」、世話してくれた乳母以外の女性には、冷酷な人物として描かれていますので、女性の方は、ご注意を。2023/06/27

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