講談社学術文庫<br> 水滸伝〈4〉

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講談社学術文庫
水滸伝〈4〉

  • 井波 律子【訳】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 776p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062924542
  • NDC分類 923.5
  • Cコード C0198

出版社内容情報

いよいよクライマックス! はてさて、百八人の好漢たちはいかにして忠義堂に揃い踏みとあいなったのでしょうか?いわずと知れた中国武侠小説の最大傑作。明代に成立した「中国四大奇書」の一つでもあります。
北宋末期の不正と汚職が支配する乱世を舞台に、暴力・知力・胆力を思う存分に発揮して、好漢百八人が、そこら中で戦いを繰り広げながら、「梁山泊」へと集結します。その破天荒な侠客たちの痛快な立ち回りのスケールの大きさは、さすが中国小説ならではです。
窃盗、殺人、痛飲、奸計、忠義、友情……。人間の善と悪が渾然一体となって進行する物語世界には、引き込まれずにはいられません。
この魅力満載の世界を躍動感あふれる世界を、よみやすく、勢いのある文体で、新訳しました。「水滸伝」の完訳書はいくつかありますが、この翻訳が最新・最高です。本書原本はもっとも原形に近く、均整の取れた百回本。
なお、この四巻では、「第六十一回」から「第八十二回」までを収録しております。
全5巻。

第六十一回
呉用 智もて玉麒麟を賺し
張順 夜に金沙渡を鬧がす
第六十二回
冷箭を放って 燕青 主を救い
法場を劫やかして 石秀 楼より跳ぶ
第六十三回
宋江 兵もて北京城を打ち
関勝 議して梁山泊を取らんとす
第六十四回
呼延灼 月の夜に関勝を賺し
宋公明 雪の天に索超を擒にす
第六十五回
托塔天王 夢の中に聖を顕わし
浪裏白跳 水の上に冤みを報ず
第六十六回
時遷 火もて翠雲楼を焼き
呉用 智もて大名府を取る
第六十七回
宋江 馬三軍を賞し
関勝 水火二将を降す
第六十八回
宋公明 曾頭市を夜打ちし
盧俊義 史文恭を活け捉りにす
第六十九回
東平府 誤って九紋龍を陥れ
宋公明 義もて双鎗将を釈す
第七十回
没羽箭 石つぶてを飛ばして英雄を打ち
宋公明 糧を棄てて壮士を擒にす
第七十一回
忠義堂に石碣 天文を受け
梁山泊に 英雄 座次に排ぶ
第七十二回
柴進 花を簪して禁院に入り
李逵 元夜に東京を鬧がす
第七十三回
黒旋風 喬って鬼を捉え
梁山泊 双つながら頭を献ず
第七十四回
燕青 智もて〓(けい)天柱を撲し
李逵 寿張にて喬りて衙に坐す
第七十五回
活閻羅 船を倒して御酒を偸み
黒旋風 詔を〓(ひきさ)いて徽宗を謗る
第七十六回
呉加亮 四斗五方の旗を布き
宋公明 九宮八卦の陣を排ぶ
第七十七回
梁山泊 十面に埋伏し
宋公明 両たび童貫に〓(か)つ
第七十八回
十節度 梁山泊を取らんことを議し
宋公明 一たび高太尉を敗る
第七十九回
劉唐 火を放って戦船を焼き
宋江 両たび高太尉を敗る
第八十回
張順 鑿もて海鰍船を漏らし
宋江 三たび高太尉を敗る
第八十一回
燕青 月夜に道君に遇い
戴宗 計を定めて蕭譲を賺しとる
第八十二回
梁山泊 金を分かちて大いに買市し
宋公明 全ての夥にて招安を受く


井波 律子[イナミ リツコ]
翻訳

内容説明

中国武侠小説の最大傑作にして「中国四大奇書」の一つ。北宋末期の乱世を舞台に、好漢百八人が暴力・知力・胆力を発揮し、戦いを繰り広げながら、「梁山泊」へと集結。窃盗、殺人、痛飲、奸計、忠義、友情…。善悪が渾然一体となる物語世界を、よみやすく、勢いのある文体で、完全新訳。本巻は「第六十一回」から「第八十二回」を収録。

著者等紹介

井波律子[イナミリツコ]
1944年富山県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター名誉教授。2007年『トリックスター群像―中国古典小説の世界』で第10回桑原武夫学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k5

59
ついに百八星が揃うシーンはなかなかの感動ものです。個性の強いキャラクターがケンカしながら集ってくるという、私たち世代では少年ジャンプに植えつけられたストーリーラインも、ここが始まりとおもうと大したイノベーションです。あと、関羽の子孫とか出てきますし、梁山泊の陣容が整うとともに、合戦ものみたいになって、作者がやりたかったのは三国志パロディかしら、と思わなくもない。苦労するのは百八人を毎回羅列して描写するところですね。ここは省略を学んでほしかった。2021/03/25

Fondsaule

12
★★★★☆ 四巻は「第六十一回」から「第八十二回」まで。捕らえられた盧俊義と石秀を取り戻すために北京城を打つ。そしてようやく梁山泊勢ぞろいとなった。2018/06/09

ヨクト

9
108人の好漢が遂に集うも、宋江は国家へ反旗を掲げるではなく招安を強く求める。童貫や高俅との再三の決戦の末打ち破り、燕青の活躍もあり、招安を受けるも果たして上手く行くのか梁山泊。替天行道の旗は強風の中に強く掲げられなければならない。好漢たちよ、今こそ国に見切りをつけ、立ち上がるべきだ。2018/08/05

ねこ丸

3
第七十回にして、ついに百八星が梁山泊に集結。第七十六回「呉加亮 四斗五方の旗を布き 宋公明 九宮八卦の陣を排ぶ」の梁山泊軍が勇壮で壮観で。この回だけ何度も読み返してしまった。官軍を打ち破りついに招安を受けて都入りという最盛期を迎えてとうとう最終巻へ。2018/03/05

まっすー

1
32022/12/01

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