出版社内容情報
聖地守護の騎士団にして東西交流の媒介者、そして近代的組織の先駆。中世に生まれた欧州最大・最強・最富の軍事的修道会の実像に迫る12世紀初頭、十字軍の聖地奪還により誕生したテンプル騎士団。イェルサレムの防衛と巡礼者の守護を担う騎士、教皇に属し厳格な規律に生きる修道士、東西文化交流の媒介者、莫大な資産を有し王家をも経済的に支える財務機関。近代の国民国家や軍隊、多国籍企業の源流として後世に影響を与えた謎の軍事的修道会の実像に、文化社会学の視点から迫る。
篠田 雄次郎[シノダ ユウジロウ]
著・文・その他
内容説明
十二世紀初頭、十字軍の聖地奪還により誕生したテンプル騎士団。イェルサレムの防衛と巡礼者の守護を担う騎士、教皇に属し厳格な規律に生きる修道士、東西文化交流の媒介者、莫大な資産を有し王家をも経済的に支える財務機関。近代の国民国家や軍隊、多国籍企業の源流として後世に影響を与えた謎の軍事的修道会の実像に、文化社会学の視点から迫る。
目次
第1章 東征前夜(東征への呼びかけ;それまでの国際情勢 ほか)
第2章 十字軍の東征(奇襲の成功;十字軍に駆りたてたもの ほか)
第3章 近代的組織の発生(テンプル騎士団の創設;改革と革新 ほか)
第4章 テンプル騎士団の組織(テンプル騎士団会則;テンプル騎士団の最高幹部と装備 ほか)
第5章 栄光と壊滅(フィリップ美王の陰謀;国王と行政官僚 ほか)
著者等紹介
篠田雄次郎[シノダユウジロウ]
1928~1992年。上智大学、ケルン大学卒業。上智大学教授を務めた。専攻は文化社会学。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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