講談社学術文庫<br> 地図から読む歴史

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講談社学術文庫
地図から読む歴史

  • 足利 健亮【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062921084
  • NDC分類 291.018
  • Cコード C0125

出版社内容情報

地図こそ歴史を知る一級資料である。地形や地名、道路や遺跡の位置関係から過去の景観と人々の営みを復元する、歴史地理学への入門。過去の景観の残片は、さまざまな形で地図に姿を留めている。地名や地形、道路、寺社などの位置関係と実地の検分から、そこに生きた人々の「地表経営」とその意図を解明する<歴史地理学>の楽しみ。聖武天皇の都・恭仁京の全貌、信長の城地選定基準、江戸建設と富士山の関係など、通常の歴史学ではアプローチできない日本史の側面に新たな光をあてる。

序章 地図と地名に残された先人のシグナル
第1章 聖武天皇の都作り
第2章 平安京計画と四神の配置
第3章 古代地方行政の中心地、国府
第4章 古代の大道は直線であった
第5章 条里
第6章 荘園の範囲を確定する手順
第7章 織田信長の城地選定構想を読む
第8章 天下の大道と隠れ道の並走
第9章 豊臣秀吉の「首都」作り 1
第10章 豊臣秀吉の「首都」作り 2
第11章 徳川家康の江戸選地理由
第12章 「野」とは何か
第13章 溜池分布の謎を解く
第14章 新しい地名解釈から見えるもの
第15章 耳納山・伊吹山・浅間山
第16章 小字「心蓮寺」が発信した情報
第17章 都市内道路名称の意味を解く


足利 健亮[アシカガ ケンリヨウ]
著・文・その他

内容説明

過去の景観の残片は、さまざまな形で地図に姿を留めている。地名や地形、道路、寺社などの位置関係と実地の検分から、そこに生きた人々の「地表経営」とその意図を解明する“歴史地理学”の楽しみ。聖武天皇の都・恭仁京の全貌、信長の域地選定基準、江戸建設と富士山の関係など、通常の歴史学ではアプローチできない日本史の側面に新たな光をあてる。

目次

地図と地名に残された先人のシグナル
1 古代・中世編(聖武天皇の都作り;平安京計画と四神の配置;古代地方行政の中心地、国府―その平面構成はどこまで分かってきたか;古代の大道は直線であった;条里―地を測り地を掌握するシステム;荘園の範囲を確定する手順―美濃国大井荘域が分かるまで)
2 近世編(織田信長の城地選定構想を読む;天下の大道と隠れ道の並走―古山陰道と唐櫃越を舞台にした二つの物語;豊臣秀吉の「首都」作り1―聚楽第プラン;豊臣秀吉の「首都」作り2―伏見城プラン;徳川家康の江戸選地理由)
3 地名編(「野」とは何か―その地形と歴史的意味;溜池分布の謎を解く;新しい地名解釈から見えるもの;耳納山・伊吹山・浅間山―その山名由来を考える;小字「心蓮寺」が発信した情報―姿を見せた山田寺;都市内道路名称の意味を解く)

著者等紹介

足利健亮[アシカガケンリョウ]
1936年北海道生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。京都大学教授。文学博士。京都府埋蔵文化財調査研究センター理事、人文地理学会会長などを歴任。1999年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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イツシノコヲリ(丹波國)

17
歴史地理学の有名な入門書である。国府・荘園・古道・近世城郭・地名など幅広い題材から景観を復元する手法が学べる。家康が富士山を意識したとか興味深い指摘がたくさんあった。最終章の山田寺の項では、現在では偽書だと判明している興福寺官務牒疏(椿井文書)が扱われているので注意が必要だと思う。2022/12/25

月をみるもの

12
そのまんまのタイトルだけど、ブラタモリを三年分まとめてみたような濃密さ。いつも思うんだけど、学校で地理と歴史を別々に習うのはダメな戦略。市町村統合などで、古い地名を捨るとことは、自分たちの歴史を捨てることだという認識を子供の頃に植えつけないと。。。2017/04/21

CTC

11
12年講談社学術文庫。単行本は98年NHK出版。著者は京大の歴史地理学の教授(故人)。地図や地名或いは地形から、歴史や景観(地表の様子)がどのように、何故作られたか、その「意図まで読み解く」事を試みたもの。歴史地理学という学際的分野が、如何程のものなのか(ちなみに著書は文学博士)、が判らないので何とも言えないが、本書は著書の主観で推理を重ねている部分がかなりある。本書の内容は殆どが関西圏の地理を題材にしており、山の形にせよ、土地の名前にせよピンと来ず、私にはこの著書の主観に乗っていいのかが判らず…。2017/06/22

hide

10
地理という空間軸の史料である地名・地形から、時間軸である歴史を紐解く「歴史地理学」の本だが……、テーマが多岐にわたり過ぎるのと馴染みのない関西が中心なので大変読みにくかった。実史料が少ない分野なので仕方がない部分はあるとはいえ、著者の主観が全面に出ていて辟易してくる。 溜池の分布と地形を照らし合わせて、雨量よりも取水の安定が分布を決めるという章は筋が立っており、面白かった。現代に残る条里制の地名、安土城の立地目的、伏見城築城時の河川改造など興味深いテーマも多いので、目次から拾い読みがおすすめ。2021/04/06

むらて

9
地図は読み物。題名のとおりの一冊。地図、地名、地形から読みとっていく歴史のありし日の姿、更には何故そうなったのか、その様にしたのか、その要因、意図にも切り込んでゆく。考古学とも歴史学とも異なるアプローチからの歴史地理学の楽しみ、その切り口が面白い。「古代の道は広くて真っ直ぐ」のトリビアとか、信長・秀吉の城・都経営プランの発想などの視点が特に興味深かったです。 著者が京大教授で滋賀住であった(99年没)こともあり、近畿のことが多く取り上げられていることも馴染みがあってより楽しめました。続きがないのが残念。2014/02/23

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