講談社学術文庫<br> バッハ=魂のエヴァンゲリスト

個数:
電子版価格
¥1,320
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

講談社学術文庫
バッハ=魂のエヴァンゲリスト

  • 礒山 雅【著】
  • 価格 ¥1,353(本体¥1,230)
  • 講談社(2010/04発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 24pt
  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月29日 01時28分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062919913
  • NDC分類 762.34
  • Cコード C0173

出版社内容情報

300年の時を超えて魂に福音を与え続けるバッハの生涯と作品、その魅力を解き明かす。心に深い慰めを
300年の時を超え魂に福音をもたらす生涯と作品、その魅力のすべて

なぜ心にこれほど深い慰めをもたらすのか。人生への力強い肯定を語るのか。「神の秩序の似姿」に血肉をかよわせるオルガン曲。聖の中の俗、俗の中の聖を歌い上げるカンタータ。胸いっぱいに慈愛しみ渡る≪マタイ受難曲≫……。300年の時を超え人々の魂に福音を与え続ける楽聖の生涯をたどり、その音楽の本質と魅力を解き明かした名著、待望の新版。

人間の小ささ、人生の空しさをバッハはわれわれ以上によく知っているが、だからといってバッハは人間に絶望するのではなく、現実を超えてより良いものをめざそうとする人間の可能性への信頼を、音楽に盛りこんだ。その意味でバッハの音楽は、切実であると同時に、きわめて楽天的でもある。バッハの音楽を聴くとき、われわれは、人間の中にもそうした可能性があることを教えられて、幸福になるのである。――<本書より>

※本書の原本は1985年4月、東京書籍より刊行されましたが、学術文庫版刊行にあたり、大幅に改訂を加えました。

第1章 伝統からの巣立ち――誕生からアルンシュタット時代まで
第2章 若き日に、死をみつめて――ミュールハウゼン時代
第3章 オルガンに吹きこむ、人間の生命力――ワイマール時代1
第4章 青春の抒情、新様式のカンタータ――ワイマール時代2
第5章 幸せなる楽興の時――ケーテン時代1
第6章 バッハの家庭と教育――ケーテン時代2
第7章 音楽による修辞学――ライプツィヒ時代1
第8章 ≪マタイ≫へ向けての慈愛の熟成――ライプツィヒ時代2
第9章 時流の外に新しさを求めて――ライプツィヒ時代3
第10章 数学的秩序の探求――ライプツィヒ時代4
補章 二十世紀におけるバッハ演奏の四段階


礒山 雅[イソヤマ タダシ]
著・文・その他

内容説明

なぜ心にこれほど深い慰めをもたらすのか。人生への力強い肯定を語るのか。「神の秩序の似姿」に血肉をかよわせるオルガン曲。聖の中の俗、俗の中の聖を歌い上げるカンタータ。胸いっぱいに慈愛しみ渡る“マタイ受難曲”…。三百年の時を超え人々の魂に福音を与え続ける楽聖の生涯をたどり、その音楽の本質と魅力を解き明かした名著、待望の新版。

目次

伝統からの巣立ち―誕生からアルンシュタット時代まで
若き日に、死をみつめて―ミュールハウゼン時代
オルガンに吹きこむ、人間の生命力―ワイマール時代1
青春の抒情、新様式のカンタータ―ワイマール時代2
幸せなる楽興の時―ケーテン時代1
バッハの家庭と教育―ケーテン時代2
音楽による修辞学―ライプツィヒ時代1
“マタイ”へ向けての慈愛の熟成―ライプツィヒ時代2
時流の外に新しさを求めて―ライプツィヒ時代3
数学的秩序の探求―ライプツィヒ時代4〔ほか〕

著者等紹介

礒山雅[イソヤマタダシ]
1946年東京生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院、ミュンヘン大学留学を経て、国立音楽大学教授、いずみホール音楽ディレクター。2006年より、日本音楽学会会長。専攻は音楽美学・西洋音楽史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Book & Travel

49
バッハの生涯と彼の残した数々の曲を、丹念に緻密に追った一冊。音楽を愛しその真髄を突き詰め続けたバッハの凄さと、著者のバッハへの深い知識が伝わってくる。300年も昔に作られた曲が今も心を捉えるのは、神への真摯な思いから、宇宙の摂理を表そうと追求した究極の音楽だからなのだろう。ゴールドベルク変奏曲や無伴奏チェロなどを聴くと、感情を超えて心を包み込まれるようで好きなのだが、そういう意味では圧倒的な数のカンタータなど教会音楽を聴かないと彼の真髄は理解できないのかも知れない。もう少し聞き込んで再読してみたい一冊。2019/12/28

まろにしも

15
★★★★▲ バッハ評伝の第一人者として定評のある、磯山氏の渾身の著作。年を経る毎に「マタイ受難曲」や「トッカータとフーガ」など、バッハ作品に愛着を感じるようになった。苦悩と希望、生と死が矛盾無く調和した音楽。信仰と音楽を深く追求したバッハの偉大さを改めて思い知らされました。2016/11/03

風に吹かれて

14
バイオリン・ソナタ&パルティータとかチェロ・ソナタなど私のお気に入りなのだが、それらのいわゆる世俗音楽(教会で演奏することを目的にしていない音楽)は、ケーテン時代に多く作曲されたのだという。ケーテンの教会はカルヴァン派のため音楽は演奏しなかったのだそうだ。バッハの世俗音楽は数々聴いているけど、バッハのカンタータや受難曲、そして、なんとってもロ短調ミサ曲を聴かないことには、やはりバッハを聴いたことにはならないのだろうなあ、ということを改めて思い、HMVやamazonを彷徨うことにします。2015/11/02

おとん707

10
アイゼナハで生まれアルンシュタット、ミュールハウゼン、ワイマール、ケーテン、ライプツィヒと居所を転々と変えながら不朽の名作を遺したバッハの生涯を辿ってみたくなり本書を手にした。著者はバッハ研究の第一人者だったが本書を執筆した時は研究者として活動を開始したばかりだったそうだ。そのためか素人の私にも優しい平易な文で語られ、なおかつバッハへの若々しい感動が生き生きと伝わってくる。初版から25年を経て文庫本化にあたりその後の研究成果を反映したとのことで、内容的にも古さを感じない。手軽に読めるバッハ入門書だ。 2024/04/09

うた

10
音楽を信じきり、よく学びよく奏で、そして後進を育ててまわったバッハ。本書で次々にあげられるその経歴や書き上げた楽曲の数を読むだけでも、終生続いた情熱を知ることができる。それぞれ曲の関係、使われた技術を丁寧に、しかし過不足なく取り上げる磯山さんの情熱もまたしかり。バッハの音楽に慈愛、浄化、美しさを感じた方なら、共感しつつ楽しむことができるだろう。2019/11/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/392757
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。