親鸞〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062910019
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

新しき人間・親鸞を描く渾身の長編小説!
だれよりも深く悩み、時代の闇を生き抜いた親鸞。史上最大規模の新聞連載ネットワークで全国二千万人を感動させた連載! 人間・親鸞を描く感動の長編小説、さらに佳境へ!

五木 寛之[イツキ ヒロユキ]
著・文・その他

内容説明

極悪人も本当に救われるのか?!愛と暴力、罪と罰に苦しみながら、時代の激流に挑む青年の魂の彷徨。

著者等紹介

五木寛之[イツキヒロユキ]
1932(昭和7)年9月福岡県生まれ。生後まもなく朝鮮半島にわたり47年に引き揚げ、のち早稲田大学文学部露文科に学ぶ。その後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年「さらばモスクワ愚連隊」で第6回小説現代新人賞、67年「蒼ざめた馬を見よ」で第56回直木賞、76年「青春の門筑豊篇」ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆して龍谷大学に学び、のち文壇に復帰。アメリカで発売された英文版『TARIKI』は大きな反響を呼び、2001年度「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門)に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のし

44
法然から信頼を得て、妻を得て成長していく最中の流罪。色々な経験を得て激動編にいきます。激動編は、先に読んだので、次は完結編を読みたい。危うい教えという表現が印象的でした。2015/04/26

ロドリゲス

34
宗教に対して知識も無いが、面白く浄土真宗に触れることができた感じです。 下巻は親鸞が比叡山での修行に行き詰まり法然門下に加わります。富裕な貴族や皇族を守るための宗教を一般民衆のための宗教に変えようとしてゆく。その当時の世の中の秩序を根底からくつがえす思想は従来の仏教からは敵視され、弾圧される。その罪で法然は讃岐に、親鸞は越後に流される。 青春小説+恋愛小説+冒険活劇という感じでとても面白かった。今後の親鸞がとても気になるので、続きも読みたい。 ★★★★☆2018/03/29

UK

30
この本での親鸞像は聖人あるいは超人としては描かれておらず、あっけないほど普通の人の延長上にある。特に女性に対しての欲望の素直さは、これは著者のキャラクタですかね。ともあれ、ふんふんと読む楽しさを味合わせてくれるし、冒険譚としてのスリルもあって面白い。仏教の深い視点はないけど、こういう切り口の物語もありかな。楽しかったのでマル(^^)c 2017/03/11

あっ!chan

25
ウィキペディアでは数十行の説明を、新聞連載小説として、幅広い読者に向けて、エンターテイメント歴史小説として仕上がっている。物語の半分は「専修念仏」の考え方を、繰り返しくりかえし丁寧に説明しているが、残りの半分は「勧善懲悪」のまるで水戸黄門の世界を見ているようなドラマチックな話!仏教の世界や宗教、歴史に興味ない人でも楽しく読める五木ワールド♪ベストセラーになったのも頷ける。続編の「激動編」も読んでみたい。2014/01/15

☆エンジェルよじ☆

24
流人となり越後へ行く事になる親鸞。妻帯していたり俗世間の人々と交わり、その中で様々に悩み苦悩する。高尚な僧というイメージがあったが同じ人間だったんだと思う反面周りから頑固と言われるほど仏の道を歩む生き方はやっぱり高尚な僧であるからなのか・・親鸞となってからの話も読んでみたい。2010/12/31

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