出版社内容情報
好太王碑は何を語るか。白村江開戦の理由。藤原仲麻呂政権の新羅出兵計画……。「戦争」を軸に、古代日本の対外関係を通観する一冊。今日の近隣諸国との関係は、近現代史を追うだけではわからない!
好太王碑が語る対高句麗戦惨敗の衝撃。
史上最大の敗戦「白村江」。
壬申の乱と北東アジア情勢。
藤原仲麻呂独裁政権の新羅征討計画。
藤原道長ら平安貴族を襲った「刀伊の入寇」――。
話題作『蘇我氏』の著者が帝国日本の源流を探り、日本人の「異国」観がつくられていく過程を辿る、日本古代史の決定版!
はじめに 倭国・日本と対外戦争
第一章 高句麗好太王との戦い 四?五世紀
1 北東アジア世界と朝鮮三国/2 百済からの救援要請/3 高句麗との戦い/4 倭の五王の要求
第二章 「任那」をめぐる争い 六?七世紀
1 百済の加耶進出/2 新羅の加耶侵攻/3 「任那の調」の要求
第三章 白村江の戦 対唐・新羅戦争 七世紀
1 激動の北東アジア情勢/2 新羅との角逐と遣隋使/3 唐帝国の成立と「内乱の周期」/4 白村江の戦/ 5 「戦後」処理と律令国家の成立
第四章 藤原仲麻呂の新羅出兵計画 八世紀
1 「新羅の調」/2 新羅出兵計画
第五章 「敵国」としての新羅・高麗 九?十世紀
1 「敵国」新羅/2 新羅の入寇/3 高麗来寇の噂
第六章 刀伊の入寇 十一世紀
1 刀伊の入寇/2 京都の公卿の対応
終章 戦争の日本史
1 蒙古襲来 十三世紀/2 秀吉の朝鮮侵攻 十六世紀/3 戦争の日本史――近代日本の奥底に流れるもの
おわりに
倉本 一宏[クラモト カズヒロ]
著・文・その他
内容説明
今日の中国、韓国との関係は、近現代史を追うだけではわからない!日本人の「異国」観がつくられていく過程を辿る一冊。
目次
はじめに 倭国・日本と対外戦争
第1章 高句麗好太王との戦い 四~五世紀
第2章 「任那」をめぐる争い 六~七世紀
第3章 白村江の戦 対唐・新羅戦争 七世紀
第4章 藤原仲麻呂の新羅出兵計画 八世紀
第5章 「敵国」としての新羅・高麗 九~十世紀
第6章 刀伊の入寇 十一世紀
終章 戦争の日本史
著者等紹介
倉本一宏[クラモトカズヒロ]
1958年三重県津市生まれ。東京大学文学部国史学専修課程卒業後、同大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位修得退学。博士(文学、東京大学)。現在、国際日本文化研究センター教授。専門は日本古代政治史、古記録学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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