講談社現代新書<br> 捨てられる銀行〈2〉非産運用

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講談社現代新書
捨てられる銀行〈2〉非産運用

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062884228
  • NDC分類 338.5
  • Cコード C0233

出版社内容情報

真に顧客本位の運営をしない金融機関はすべて捨てられる・・・。森信親・金融庁長官の「資産運用大改革」「手数料開示」の真意とは?ベストセラー『捨てられる銀行』が明らかにした森信親・金融庁長官の地域金融大改革。実は、森長官の金融改革にはもう一つの大きな柱がある。それが資産運用の大改革である。日本の「資産運用」が、何も産まない「非産運用」になり、「悲惨運用」となっている現実を変えようというのだ。
キーワードは「フィデューシャリー・デューティ」。
受託者責任と訳されてきたが、森長官の定義は「真に顧客本位の業務運営をする義務」となる。
いま、銀行や生保、証券会社が「お客様の資産運用のため」というトークで売る金融商品の多くは高額手数料を取れる金融機関本位の商品ばかり。銀行の窓口で勧められる「外貨建て貯蓄性保険商品」はその最たる例だ。
森長官の改革は顧客本位でない営業姿勢を続ける全金融機関を「見える化」して、自然淘汰に追い込む。
金融庁ではなく顧客の方を見るべきとの真意をいち早く見抜き「信じられる金融機関」に体質改善しないと、銀行も生保も証券会社も「捨てられる」時代が来る。
1995年の家計金融資産を1とすると、米国は3倍強、英国は2.8倍に膨らんでいるが、日本は1.47倍止まり。その差を家計に取り戻すための大改革が始まるのだ。
金融機関関係者必読、今後10年の資産運用の趨勢を掴んだものだけが生き残る。

序章 「売られるあなた」 銀行、証券、生保に奪われ続けるあなたの金融資産
1章 動き出した資産運用改革
2章 ニッポンのヒサンな資産運用
3章 フィデューシャリー・デューティとは何か
4章 年金制度の変化と資産運用改革
5章 改革の挑戦者から何を学ぶか
終章 「売られないあなた」になるために


橋本 卓典[ハシモト タクノリ]
著・文・その他

内容説明

これが森長官の第2のメッセージだ。ベストセラー『捨てられる銀行』が明らかにした森信親・金融庁長官の地域金融大改革。実は、森長官の金融改革にはもう一つの大きな柱がある。それが資産運用の大改革である。キーワードは「フィデューシャリー・デューティー」。受託者責任と訳されてきたが、森長官の定義は「真に顧客本位の業務運営をする義務」となる。いま、銀行や生命保険、証券各社が「お客様の資産運用のため」というトークで売る金融商品の多くは高額手数料を取れる金融機関本位の商品ばかり。銀行の窓口で勧められる「外貨建て貯蓄性保険商品」はその最たる例だ。森長官の資産運用改革はここに厳しいメスを入れつつある。真に顧客本位でない営業姿勢を続ける金融機関を「見える化」して、自然淘汰に追い込む。金融庁ではなく顧客を見るべきとの真意をいち早く見抜き「愛される金融機関」に体質改善しないと、銀行も生保も証券会社も「捨てられる」時代が来る。

目次

第1章 動き出した資産運用改革
第2章 ニッポンのヒサンな資産運用
第3章 フィデューシャリー・デューティーとは何か
第4章 年金制度の変化と資産運用改革
第5章 改革の挑戦者から何を学ぶか
終章 「売られないあなた」になるために

著者等紹介

橋本卓典[ハシモトタクノリ]
共同通信社経済部記者。1975年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2006年共同通信社入社。経済部記者として流通、証券、大手銀行、金融庁を担当。09年から二年間、広島支局に勤務。金融を軸足に幅広い経済ニュースを追う。15年から二度目の金融庁担当、16年から資産運用業界も担当し、金融を中心に取材。著書『捨てられる銀行』(講談社現代新書)は十二万部超のベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

130
前作の「捨てられる銀行」がかなり銀行員にショックを与えたと思うのですが、今回はフィデューシャリー・デューティを前面に押し出した金融庁の森長官の考え方がはっきり出ていて資産運用・販売会社などにも影響を与えそうです。これらの根本問題にあるのはすべて、金融機関の業績評価主義であると思われます。支店長あるいは担当者が自分の担当したときだけ実績を上げようとする姿勢こそが問題であると思われます。そうしないと貸出金で不良債権を作り、収益では顧客を犠牲にするという状況は改まらないと思われます。2017/04/25

Kentaro

38
銀行改革の狙いとして、フィデューシャリーデューティーというキーワードがある。これは、受託者責任と訳されてきたものだが、森金融庁長官の真意は、真に顧客本意の業務運営をする信託業務である。銀行や生命保険、証券会社各社がお客様の資金運用のためと販売する金融商品の多くは、そのお客様から高額の手数料をいただくような商品ばかりで、お客様の資産を着実に保全し、可能な限り増やしていくといったお客様本意にはなっていない。 銀行はお客様の大切な資産をお客様第一で運用し、可能な限りその原資を減らすことなく運用益を出すことだ。2019/10/09

TATA

35
馴れ合い体質の金融機関にただ変わるべきと言っても簡単ではないのだろう。筆者の論調も金融庁を礼賛し続けるもの。論の組み方に疑問はあるが、僕らも投資ということを少し考えてみなければと思わされました。2017/07/17

メタボン

31
☆☆☆ 最近ありがちな、タイトルであおる本。内容は筆者の主張よりも、金融庁の政策や金融機関の「フィデューシャル・デューティー」宣言の紹介、焼き直しが多く、もう少し踏み込んだものを期待していただけに、残念であった。資産運用については、手数料が高く金融機関に都合の良いものではなく、長い目で自分のポリシーを持ってしっかりと商品を選択する必要があるなと実感できたのは収穫だった。それよりもマイナス金利はいつまで続くのだろうか?金融機関の体力はもつのであろうか?2018/01/31

K2

27
『捨てられる銀行1』から約半年。 前作がとても勉強になったので、本屋で見つけて即購読。 金融行政が何を目指しているのかが、とてもよく分かり、勉強になる一冊でした。金融機関で働く方には、必読すべき一冊ではないかと思います。2017/06/12

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