講談社現代新書<br> 藤原道長の日常生活

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講談社現代新書
藤原道長の日常生活

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062881968
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0221

出版社内容情報

娘の入内に執念を燃やす一方で、悪夢、怪異を見たといって物忌みを繰り返す。世界最古の自筆日記からみえてくる権力者の素顔に迫る。「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたる事も無しと思へば」――栄華をきわめた人物の知られざる実像に迫る!
平安貴族の過酷な政務とは? 下級官人、女官たちの人心を掌握する術とは? 物忌、穢、怪異、怨霊といかに向き合ったか?
権力者が綴った世界最古の自筆日記から、その日常や内面を探り、平安という時代の精神を読む一冊。

序 章 道長と『御堂関白記』
 1 道長の略歴/2 『御堂関白記』とは
第一章 道長の感情表現
第二章 道長の宮廷生活
 1 人事と政務/2 儀式について/3 贈与と貸与/4 国際関係
第三章 道長と家族
 1 入内する姫たち/2 二人の妻と子女たち
第四章 道長の空間
 1 内裏/2 邸第と別業/3 寺社
第五章 京都という町
 1 災害/2 京都事件簿
第六章 道長の精神世界
 1 信仰/2 夢想/3 物忌と触穢/4 怪異/5 物怪と怨霊/6 病悩と治療/7 出家・死・葬送
おわりに 道長の実像


倉本 一宏[クラモト カズヒロ]
著・文・その他

内容説明

平安貴族の過酷な政務とは?下級官人、女官たちの人心を掌握する術とは?物忌、穢、怪異、怨霊といかに向き合ったか?世界最古の自筆日記が語る権力者の知られざる実像。

目次

序章 道長と『御堂関白記』
第1章 道長の感情表現
第2章 道長の宮廷生活
第3章 道長と家族
第4章 道長の空間
第5章 京都という町
第6章 道長の精神世界
おわりに 道長の実像

著者等紹介

倉本一宏[クラモトカズヒロ]
1958年三重県津市生まれ。東京大学文学部国史学専修課程卒業後、同大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位修得退学。博士(文学、東京大学)。現在、国際日本文化研究センター教授。専門は日本古代政治史、古記録学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mitei

307
摂関政治が上手くいってた藤原道長の日記から日頃どのように過ごしていたのかなど当時の雰囲気が伝わってきて面白い。色々と神経を使うのは今も昔も変わらないもんだと思った。2018/08/29

夜間飛行

28
道長の日記『御堂関白記』などを資料に用いて、(脚色の加わっている『大鏡』は使わずに)道長の日常に迫る。それにしても実に多彩な人だ。喜怒哀楽いずれもあけっぴろげ。大胆さの下に小心・見栄・セコさを隠し持ち、身勝手この上ない。かと思うと、物を下賜する際に細やかな心遣いを見せたり、儀式では豪奢な物を揃えて勢いを誇示するに抜け目がない。一方、長女と次女を別の皇統に嫁がせて二股かけ、三女と四女は長女が生んだ親王に嫁がせ……と娘を政争の具に使う辺りは(貴族全般に共通するとはいえ)やはり権力に対する嗅覚と執念が恐ろしい。2013/06/12

ロッキーのパパ

20
「御堂関白記」が世界記憶遺産に登録されたばかりなので、ちょうどいいタイミングで読んだ。このほかにも「小京記」や「権記」などの一次資料を丹念に読み込んで、解説している。そのため、藤原道長の生きた時代が身近に感じられるようだった。ただ、解釈が強引なところも目についた。特に、縁起について日記に書いていないからそれほど気にしていなかったと説明している。でも、書くだけで穢れになるから触れないようにしているという考えもあると思う。2013/06/24

ようはん

19
「御堂関白記」に見える道長の人物像は喜怒哀楽が激しくて感極まってすぐ泣いたり周囲に鷹揚な面を見せる事もあればライバルの無能にキレまくる等現代の政治家にもいそうなタイプに見える。しかし内裏や御殿が度々火事で燃えたり洪水や疫病等、平安京の受難振りはなかなか酷い。後年に道長が浄土信仰に走るのも理解ができる。2023/11/25

18
信頼すべき3つの資料から道長の人間性を自己・他己の視点から分析した一冊。複雑な人間性と貴族社会の世知辛さが面白い。平安貴族に対する偏見が読んでいるうちに払拭されていく。2016/07/28

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