講談社現代新書<br> 世界史の中のパレスチナ問題

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講談社現代新書
世界史の中のパレスチナ問題

  • 臼杵 陽【著】
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  • 講談社(2013/01発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 432p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062881890
  • NDC分類 228.5
  • Cコード C0239

出版社内容情報

一国単位の枠を超えて地球を一体として捉える「グローバル・ヒストリー」に熱い注目が集まっています。中でも深刻な中東問題を考察。世界史ブームの中、現在最も深刻な様相を呈しているのはパレスチナという土地をめぐる政治的紛争です。イスラエル人とパレスチナ人の求める平和が、それほどかけ離れているとは言えません。アメリカ合衆国をはじめ大国が問題解決のために調停をしていますが、和平交渉に進展の兆しはみられません。
本書では、問題をどのように解決するかという視点からではなく、なぜこれまで解決できなかったのかという視点から根本的に考え直すことの必要性を説いてみます。そのための素材提供というささやかながら意欲的な試みを展開します。

第一部 パレスチナという場所
 第1講 パレスチナという地域とその宗教と言語
 第2講 ユダヤ教から見たキリスト教と反ユダヤ主義の起源
 第3講 イスラームから見たユダヤ教とキリスト教
 第4講 ヨーロッパ対イスラーム――「一四九二年」という転換点
 第5講 オスマン帝国と東方問題
第二部 列強の対立に翻弄されるユダヤ人とアラブ人
 第6講 帝国主義時代の宗教、民族、人種
 第7講 第一次世界大戦とパレスチナ委任統治
 第8講 第二次世界大戦と国連パレスチナ分割決議案
 第9講 イスラエル国家建設とナクバ
 第10講 アラブ・イスラエル紛争の展開
第三部 「アメリカの平和(パクス・アメリカーナ)」の終わりの始まり
 第11講 第三次中東戦争以降のパレスチナ問題とイスラエル
 第12講 冷戦終焉後の中東和平の挫折
 第13講 九・一一事件後のパレスチナ/イスラエル紛争
 第14講 アラブ革命とパレスチナ問題の現状
 第15講 パレスチナ問題と日本


臼杵 陽[ウスキ アキラ]
著・文・その他

内容説明

パレスチナ「国家」へ。中東危機の真相がよくわかる名講義。なぜ解決できないのか?難問の構造を歴史から読み解く。

目次

第1部 パレスチナという場所(パレスチナという地域とその宗教と言語;ユダヤ教から見たキリスト教と反ユダヤ主義の起源;イスラームから見たユダヤ教とキリスト教;ヨーロッパ対イスラーム―「一四九二年」という転換点;オスマン帝国と東方問題)
第2部 列強の対立に翻弄されるユダヤ人とアラブ人(帝国主義時代の宗教、民族、人種;第一次世界大戦とパレスチナ委任統治;第二次世界大戦と国連パレスチナ分割決議案;イスラエル国家建設とナクバ;アラブ・イスラエル紛争の展開)
第3部 「アメリカの平和」の終わりの始まり(第三次中東戦争以降のパレスチナ問題とイスラエル;冷戦終焉後の中東和平の挫折;九・一一事件後のパレスチナ/イスラエル紛争;アラブ革命とパレスチナ問題の現状;パレスチナ問題と日本)

著者等紹介

臼杵陽[ウスキアキラ]
1956年大分県に生まれる。東京大学大学院総合文化研究科国際関係論博士課程単位取得退学。京都大学博士(地域研究)。日本女子大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

25
パレスチナはオスマン帝国統治下以来、史的にシリアの南部地域と位置づけられてきました(29頁)。アラビア語を話すユダヤ教徒はパレスチナ問題の本質で重要(40頁)。ユダヤ教徒はキリスト教徒と市民として平等(145頁~)。社会主義シオニズムの物質的な表現として創出されたのがユダヤ人集団農場(157頁)。避難民の故郷への帰還は事実上不可能(236頁~)。イスラモフォビアという社会現象(336頁~)。ガザのトンネル経済(352頁~)。ガザとエジプト間。千以上のトンネル。2015/01/26

風に吹かれて

21
 パレスチナはどういう場所なのか、列強の対立のなかでユダヤ人とアラブ人はどれほど翻弄されてきたか、様々な視点からわかり易くパレスチナの歴史を学ぶことができる。  ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の関係は、何を読んでも私にはわかりづらいのだが、「ユダヤ教徒の聖地での復興がキリスト再臨の前提」とのことで、ユダヤ教とアメリカの宗教右派福音派に宗教上の共通性があるのだそうだ。イスラエルのシオニズム活動へのアメリカの強い関心が理解できたような気がする。 →2024/02/12

20
一読しただけでは、複雑すぎてなんともかんとも…。現状もそうだもんなあ。教科書にするべく書かれたということで教科書っぽく、とっつきづらい気もする。千畝さんのビザ問題、えげれすもパレスチナへの移民を禁じ、ユダヤ人への土地売却を禁止したせいで、日本占領下の上海のみが当時のユダヤ人にとっての唯一の避難場所だったとのこと。…要するに全部えげれすのせいってことでよろしいか。1934年には満州へ5万人のユダヤ人移民計画=河豚計画(…なんでこのネーミング)もあったとのこと。本筋のパレスチナ問題は後何冊か読んでみるわ…。2021/08/20

Francis

20
5年間積読していた本。内容がとても良かったので400ページ以上の大著にもかかわらず、数日で一気読み。私が今まで読んだパレスチナ問題に関する本はマルクス主義やイスラム主義に影響された多かったのだが、この臼杵さんの本は割合にバランスの取れた書き方で好感が持てる。イギリスがバルフォア宣言でユダヤ人国家を認めたのは当時のロイド・ジョージ首相が反ユダヤ主義者だったから、などこれまで知らなかった事実を知ることも出来た。2018/06/15

Kent Kaseda

10
新書2冊分ほどのボリュームですが、講義調で読みやすいです。一冊でパレスチナ問題の概要が理解できる、良い本でした。パレスチナ問題の原因が、何千年も前の世界史に内在しており、宗教や民族、帝国主義、冷戦といった多面的な要因によって複雑化していることが良く分かりました。2017/06/19

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