講談社現代新書<br> 分類思考の世界―なぜヒトは万物を「種」に分けるのか

個数:
電子版価格
¥1,045
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

講談社現代新書
分類思考の世界―なぜヒトは万物を「種」に分けるのか

  • 三中 信宏【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 講談社(2009/09発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 20pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月27日 19時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 336p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062880145
  • NDC分類 461
  • Cコード C0245

出版社内容情報

分類せずにはいられない……生物学者たちの知的格闘史!生物の「種」って何? それは実在するか? 生物分類学の歴史は2000年に及ぶ。その知的格闘を平易に跡づけ、「種」をめぐる最も素朴で根本的な疑問を考える。前作『系統樹思考の世界』と対をなす怪著! (講談社現代新書)




三中 信宏[ミナカ ノブヒロ]
著・文・その他

目次

生まれしものは滅びゆく(二〇〇六年オアハカ、メキシコ)
「種」に交わればキリがない
「種」よ、人の望みの喜びよ
老狐幽霊非怪物、清風明月是真怪
真なるものはつねに秘匿されている
いたるところにリヴァイアサンあり
プリンキピア・タクソノミカ
実在是表象、表象是実在(二〇〇七年ニューオーリンズ、アメリカ)
一度目は喜劇、二度目は茶番
つながるつながるつながるなかで
ナボコフの“ブルース”
目覚めよ、すべての花よ
時空ワームの断片として
「種」よ、安らかに眠りたまえ
滅びしものはよみがえる(二〇〇八年トゥクマン、アルゼンチン)

著者等紹介

三中信宏[ミナカノブヒロ]
1958年、京都市生まれ。東京大学大学院農学系研究科修了。現在、独立行政法人農業環境技術研究所生態系計測研究領域上席研究員。東京大学大学院農学生命科学研究科教授(生物・環境工学専攻)、京都大学大学院理学研究科連携併任教授、および東京農業大学大学院農学研究科客員教授を兼任。専門は進化生物学・生物統計学。現在は、主として系統樹の推定方法に関する理論を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

109
「系統樹思考の世界」ではかなり今までとは異なる学問の世界でしたが、今回は分類学ということで生物学や博物学の基本的な学問であるということがよくわかりました。ただ説明が非常に多岐にわたり文章が多いのでかえってわかりにくい気がしました。もう少し簡素にできるはずだと感じますが力が入っていますねえ。2016/03/28

hiyu

8
皆さんは凄いですね。ふわっとした感じでの理解ができるかどうかというところ。前作を読めばまた印象は変わるのかな?読んでみてヒトには、分類「せずにはいられない」という、半ば強迫的というか、根幹というか、根源といったものがあるのだろうかと分かったような分からないような。2018/01/10

Kota Abe

6
分類学という学問についての本。 全体的には、分類と切っては切れない関係にある生物学的な分類についての考察が中心になる。ただ、専門科学としての分類と日常生活の分類、それぞれが持つ問題や、方法論はやはり共通する部分がある。 分類行為の根幹は突き詰めると、どこからが山か?のような、在る とか 無い などの哲学、形而上学に発展するし、人間の認知能力、言語にも深く関わってくる。 分類する宿命を生まれながらに背負わされたヒトという生き物 が抱える分類の問題、興味深い。 2018/03/19

kokada_jnet

5
。「生物学者の知的格闘史」と帯にあるが・・。これは過剰宣伝。「分類すること」「種の定義について」をを主なテーマにして、著者の衒学的知識をもとに、様々な話題が繰り広げられる本。元々が雑誌の連載だったこともあるだろうが。個々の話題には興味を引かれるものもあったが、それは軽い紹介にとどまり、すぐ次の話題に移ってしまっている。こういうテーマで書くのならば、新書ではなく分厚い専門書でより深い内容を書いてほしかった。前作「系統樹思考の世界」でも、この著者ならもっと面白い本がかけそうだと期待していたのに。読んでがっかり2009/10/10

maqiso

4
時間的変化を追う系統樹に対して、同時代的な分類がある。生物の分類学では、集合論も使って種などのカテゴリーに分類するが、一般的な種の定義は作れていない。生物個体からなる種タクソンが、ひとつの個物あるいはシステムなのか単なる集合なのかという論争が続いている。ヒトの思考は断片の背後に「本質」を見がちだが、種問題も心理的本質主義の表れと考えられる。エッセイ調で軽い文体だが、内容はややこしい。2023/07/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/531699
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。