世の中への扉<br> 「10秒00の壁」を破れ!―陸上男子100m 若きアスリートたちの挑戦

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世の中への扉
「10秒00の壁」を破れ!―陸上男子100m 若きアスリートたちの挑戦

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  • サイズ B6判/ページ数 194p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062870146
  • NDC分類 K782
  • Cコード C8075

出版社内容情報

桐生祥秀、山縣亮太、S・ハキーム。〈10秒00の壁〉を破る勢いの若きアスリート。そして0.01秒を縮める日本人の科学と進歩。祝、リオ五輪銀メダル! 陸上男子400mリレーのメンバー、山縣亮太選手と桐生祥秀選手の速さのヒミツが丸わかりの1冊です。

2015年3月、陸上短距離の桐生祥秀選手(東洋大)が米テキサス州の大会で、追い風が吹いていたため公式記録にはなりませんでしたが、100メートル、9秒87というタイムを記録しました。この競技では、1998年に伊東浩司選手が10秒00という記録を出していますが、それ以来、その記録をわずか0.01秒でも速くゴールし、〈10秒00の壁〉を破った日本人はいません。しかし、いま、若きアスリートたちの挑戦によって、乗り越えるのは不可能とさえ思われていた「壁」が破られるのも、遠い日のことではなくなってきたのです。

ロンドン五輪で10秒07を記録し、桐生選手も意識するライバル・山縣亮太選手(セイコーホールディングス)が、「壁」を破るため、どのように精神と肉体を鍛えてきたのかを中心に描きながら、日本人にとっての短距離走の歴史をひもといてゆきます。

超人的な肉体を持つ諸外国の有力選手と比べて小柄な日本人が、フォーム、走り方から修正し、0.01秒を縮めるため、いかに科学的な裏付けをもとに練習してきたか。また、陸上選手に寄り添ってきたスポーツメーカー「アシックス」が、どのようにシューズを進化させてきたのかも描きます。

この本に詰められているのは、たった10秒ほどで勝敗が決してしまう短距離走の世界と美学。短距離走のタイムをわずかでも縮められるヒントが満載です!

序章 〈壁〉に手を触れた日本人選手
第1章 日本のエース、誕生なるか!
第2章 ライバルの出現
第3章 日本人にとっての〈10秒00の壁〉
第4章 進化する走りの技術と道具
第5章 すぐそこまできた「夢」
陸上男子100メートル 世界のトップスプリンターの記録
陸上男子100メートル 日本のトップスプリンターの記録


高野 祐太[タカノ ユウタ]
著・文・その他

内容説明

黒人選手の活躍が目立つ陸上男子100メートル。日本人が出したベストタイムは10秒00。縮めたいタイムは、あと0.01秒―。夢の9秒台に向けた、陸上男子100メートルの熱き挑戦!短距離走のタイムを縮められるヒントも満載!小学上級から。

目次

序章 “壁”に手を触れた日本人選手
第1章 日本のエース、誕生なるか!
第2章 ライバルの出現
第3章 日本人にとっての“10秒00の壁”
第4章 進化する走りの技術と道具
第5章 すぐそこまできた「夢」

著者等紹介

高野祐太[タカノユウタ]
1969年、北海道生まれ。小樽商科大学卒業。業界紙記者などを経てフリーライターに。陸上競技やテニスなどを中心に取材し、2008年の北京大会からオリンピック取材を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カシュー

2
100メートル走で9,99以下のタイムを出すことがどれだけ大変なのかがわかった2016/10/29

あお

1
山縣選手は、まだ陸上を本格的に始めていないころから、すでに合理的なフォームを身につける素質を持っていたということに驚き。大根切り走法。記録は追いかければ追いかけるほど逃げていくもの。一番印象的だったのは「壁を感じるこころのしくみ」五円玉実験にハッとしました。何か目標を設定して行動するとき、無意識の中で勝手に実体のない「壁」を作り出すことがある。先駆者が壁を乗り越えたあと、すでにその壁は次の目標に移るための、ひとつの課程になってしまう。目には見えない「道しるべ」ができたと言える。この論理にハッとしました。2018/09/19

NakaTaka

1
山縣選手を中心に、10秒00の壁を破るために頑張っている選手に取材。スポーツメーカーにも。そして歴史も辿り、身体面、精神面も分析する。所々にある図や写真はわかりやすい。だけど、何故か読むのに苦労した。何故かなあ。2017/01/16

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