講談社青い鳥文庫
ふしぎの国のアリス (新装版)

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  • サイズ B40判/ページ数 252p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062850285
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8297

内容説明

川べりでうとうとしていたアリスが、うさぎの後を追いかけて穴に飛び込んで、どんどん落ちてしまった後に辿り着いたのは、ドアがいくつもある広間。テーブルの上にあった金の鍵を使って、アリスは新しい世界への扉を開ける。その後に数々の冒険が続くとは夢にも思わずに…。時代を超えて読み継がれる永遠の名作。新しい絵とともに、アリスとともにめくるめく旅へ!

著者等紹介

キャロル,ルイス[キャロル,ルイス]
1832年、英国チェシャー州の牧師の長男として生まれる。生まれつきどもりだった。ラグビイ=スクールをへてオックスフォード大学クライスト=チャーチ学寮卒。母校の数学の先生になる。1862年、リデル家の三姉妹とテムズ川で船遊びをし、「地下にもぐったアリスの冒険」の話を物語って聞かせる。1865年、その話を書き改めて『ふしぎの国のアリス』出版。1871年『鏡の国のアリス』出版。1898年、気管支炎になり、1月14日死亡。65歳

高杉一郎[タカスギイチロウ]
1908年、静岡県に生まれる。東京文理科大学英文科卒。福原麟太郎教授の教えをうけた。戦争までは改造社で雑誌「文藝」の編集にしたがう。現在は和光大学名誉教授となる

山本容子[ヤマモトヨウコ]
1952年、埼玉県に生まれる。京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。洒脱で洗練された独自の世界を確立し、数多くの書籍の装幀、挿画を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

77
『アリス・オンパレード』第22弾。新書サイズ。「青い鳥文庫」に所収されていることから、基本的な読者層は小学校高学年から中学生くらいか。訳者は高杉一郎。「トム=ソーヤーの冒険」(講談社文庫)や「トムは真夜中の庭で」(岩波少年文庫)などの訳者として名高い。全体に読みやすく、言葉遊びや文化的な背景は注がついて、理解への配慮がなされている。挿絵は版画家の山本容子。この本ではモノクロなので、かならずしも真価を発揮し得ていないが、カラーだとちょっとシャガールを思わせるようなタッチの絵。「山本容子美術館」のHPが。2013/10/22

はむちゃん

8
私もこんな不思議な冒険をしたいと思いました。お話の世界はドキドキすると思います。2015/06/28

カエル子

3
小学校高学年くらいをターゲットにすると、そうか、こういう文体になるのか…ふむふむ。でもなー、アリスの言葉づかいが必要以上にお上品で(言っていること自体はどす黒いことが多いけど笑)、最近の子ども達はこれをどんな気分で読むのかなぁ~? 英語のジョークや嫌味を日本語にして、その面白さを伝えるのって難しいですよね。本書では訳注でかなり補足されてましたが、注を読んで笑えるかっていうと、それも無理。うーん、悩ましい(何がだ?笑)。2016/10/18

MAY

2
山本容子さんの展覧会がキッカケで読んだ。英語で読めば楽しさも倍増しただろうなあというのが素直な感想。随所に出てくる詩も教養がないと意味が完璧には分からないだろうし。名作アリスのイメージが、少し、変わった。2010/09/26

905

1
奥付には書いてないが、解説から察するに1986年初出のようだ。それはともかく、本文中にたくさんある注釈でもわかるように、訳者は早々に翻訳を放棄してしまっている。これまで読んだ十数種の訳書のなかで、最も特筆に値しないものの一つ。2021/06/20

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