出版社内容情報
2008年「日経BP・BizTech図書賞」受賞
麻生太郎首相も「日本のサブカルチュアの潜在力を活かす知恵がギッシリ詰まった1冊」と絶賛!
トイレで用を足すときの音を擬音で消す「音姫」。
精巧きわまりない人型ロボットの「ASIMO」。
世界的なステイタスシンボルとなったハイブリッドカー「プリウス」。
……といったユニークな製品を、なぜ世界中で日本のメーカーだけが作れたのでしょうか?
その秘密は日本が世界に誇る「オタク的な文化」「女の子的な文化」にある、というのが、気鋭のコンサルタントで若者文化を深く愛する著者の答えです。
そして、今後、日本のモノづくりと経済を完全復活させるには、「萌え」や「ギャル系」のパワーを生かした製品開発を進めるしかないと、豊富な実例を挙げて明快に指摘します。
川口 盛之助[カワグチ モリノスケ]
著・文・その他
内容説明
誰も気づかなかった「強いニッポン」の秘密を俊英コンサルタントが暴く。世界が認める日本のサブカルチュアの潜在力をいかに活かすか、その知恵がギッシリ詰まっている本。
目次
第1章 女の子っぽく、子供っぽい日本製品(「贅沢すぎるほどの便利」を追求する気質;マシンを簡単にパートナーにする日本人)
第2章 日本製品のオタク性・10の法則(擬人化が大好き;個人カスタマイズを志向する;人を病みつきにさせる;寸止めを狙う;かすがいの働きをする;「恥ずかしさ」への対策になる;健康長寿を追求する;生活の劇場化を目指す;地球環境を思いやる;ダウンサイジングを図る)
第3章 「女の子な日本」の正体(「女の子っぽさ」「子供っぽさ」とは何か;コンピュータ的な脳で「風流」を感じる日本人;「オタク的モノづくり」が日本の未来を拓く)
著者等紹介
川口盛之助[カワグチモリノスケ]
1961年兵庫県生まれ。慶応義塾大学工学部応用化学科卒業。イリノイ大学理学部修士課程修了。日立製作所や受託研究機関のKRIを経て、世界的な戦略コンサルティングファームのアーサー・D・リトル・ジャパンに入社。現在、同社のシニアマネージャーを務め、主に製造業の研究開発戦略や商品開発戦略などのコンサルティングを行う。日本ポップカルチャー委員会の委員も務める。さまざまな分野の先端技術や製品の動向に精通していると同時に、漫画やアニメ、萌え系、ギャル文化…などにも詳しく、若者文化を愛するオタク応援団長を自任する。「世界に誇るオタク文化」と「国の基幹産業である製造業」との橋かけ役となり、両者の力で21世紀の日本を元気にすることがライフワーク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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