出版社内容情報
イギリス、アイルランドに色濃く残るケルト文化
「ウソツキクラブ」の主宰者であった河合先生は、ケルトをめぐる人々の「美しい嘘」を、共感をもって楽しんだ。――中沢新一
ケルト人とは、キリスト教以前に現存した民族
日本のおはなしによく似たものが多く存在するアイルランドのおはなし
ペンダンスという町で「魔女」に会うことができた
伝説に出てくる場所や、いわれのある石や川、木などが存在している
ケルトには文字すらなかったのに、音楽は残った
キリスト教以前のヨーロッパに存在したケルト文化。ケルト人は文字を持たず、歴史を書き記すこともなかった。しかしアイルランドやイギリスの文化には、その影響が今なお色濃く残っている。自然と共に生きたケルト人。自然から切り離された現代文明に行きづまりを感じる西洋人もまた、ケルト文化に再び目を向け始めた。妖精伝説や昔話が息づくケルトの地を、心理学者・河合隼雄が巡って感じたこととは――?
※本書は、2004年1月に日本放送出版協会より刊行された『ケルト巡り』を、文庫収録にあたり改題したものです。
河合 隼雄[カワイ ハヤオ]
著・文・その他
内容説明
キリスト教以前のヨーロッパに存在したケルト文化。ケルト人は文字を持たず、歴史を書き記すこともなかった。しかしアイルランドやイギリスの文化には、その影響が今なお色濃く残っている。自然と共に生きたケルト人。自然から切り離された現代文明に行きづまりを感じる西洋人もまた、ケルト文化に再び目を向け始めた。妖精伝説や昔話が息づくケルトの地を、心理学者・河合隼雄が巡って感じたこととは―。
目次
1 ケルトへの思い(旅の動機;ケルトの地 ほか)
2 ケルトのおはなし(ケルトとは;端緒 ほか)
3 ドルイド(安易な「平和論」;「自然」という言葉 ほか)
4 「魔女」とレイライン(「ウィッチ」という職業;補・自然科学 ほか)
おわりに―日本人がケルトから学ぶこと(アイルランド人・日本人;無意識の必要性 ほか)
著者等紹介
河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年、兵庫県に生まれる。京都大学理学部卒業。臨床心理学者・心理療法家。京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。元文化庁長官。2007年、逝去。スイスのユング研究所に留学後、日本にユング派心理療法を確立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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