内容説明
もし計画通りだったら、渋谷より目黒のほうが栄えていた!?世田谷通りに地下鉄が走っていた?南海電車が梅田駅まで乗り入れていた?名古屋の「消えた高速鉄道網計画」って何?何度も塗り替えられて今の形になった大都市の路線図。その裏に消えた計画が実現していたら、現在とは違う繁華街、オフィス街、ターミナル、住宅地ができあがっていたかもしれない。人気鉄道アナリストが膨大な資料と綿密な取材をもとに、明治から戦後復興期までの幻の鉄道計画を明かす。
目次
1 三大都市のターニングポイント(東京地区;大阪地区;名古屋地区)
2 明治から戦前までの都市交通計画(東京地区;大阪地区;名古屋地区)
3 戦争と高度経済成長が変えた計画(東京地区;大阪地区;名古屋地区)
著者等紹介
川島令三[カワシマリョウゾウ]
1950年、兵庫県に生まれる。芦屋高校鉄道研究会、東海大学鉄道研究会を経て鉄道図書刊行会に勤務、「鉄道ピクトリアル」「電気車の科学」を編集。鉄道アナリストとして活躍中。鉄道友の会会員。全国鉄道利用者会議会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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U-G.Kintoki
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読みづらい&見づらい。文庫だと図解はキツいよ。路線図は色分けしてくれないと何がなんだかわからんし。ネタは悪くはないだけに勿体ない。2015/08/12
ふじさん
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もう少しうまく説明して欲しい気がする。図も見難い。内容が興味深いものだけに残念。2009/11/26
lakers_mania
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図の記号の使い方があまりうまくないという印象を受けた。2009/01/10
bittersweet symphony
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三大都市圏の明治大正/戦後復興/経済成長期の鉄道計画を政府の審議会答申と官民両者の免特許申請を元ネタにして解説している本です。明治大正期の東京の早川徳次と五島慶太の勢力争いなど人の顔が見えるところは面白いのですが、大阪市の排他主義的計画など、組織主体の話題が多いのがちと残念なところではあります。短絡的に路面電車を廃止・計画中止して必要以上のモータリゼーションを招いたとして横浜や神戸の施策を批判しているところは、言っていることは正論ですが時代の制約はいかんともし難かったのではとちと気の毒になりました。2008/12/10
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