出版社内容情報
借金を重ねた。鼻つまみ者だった。だが、彼には熱情があった。狂おしいほどの反骨心が――。日本では将来が望めず、無鉄砲にも単身渡米した野口英世。そんな彼に実力重視の米国は肌に合い、やがて新進気鋭の学者として世界中の注目を浴びる。日本への凱旋、老母との涙の再会。まさに立志伝中の人となるも、提唱した理論が揺らぎ、黄熱病の研究で再証明を試みるが――。野口の栄光と最期を描いた傑作伝記。
第十一章 デンマーク
第十二章 ニューヨーク(1)
第十三章 ヨーロッパ
第十四章 帰国
第十五章 ニューヨーク(2)
第十六章 黄熱
第十七章 中南米
第十八章 ニューヨーク(3)
第十九章 アフリカ
終章 アグラに死す
渡辺 淳一[ワタナベ ジュンイチ]
著・文・その他
内容説明
日本では将来が望めない。無鉄砲に、単身渡米した野口英世。そんな彼に実力重視の米国は肌に合い、やがて新進気鋭の学者として世界中の注目を浴びる。日本への凱旋、老母との涙の再会。まさに立志伝中の人となるも、提唱した理論が揺らぎ、黄熱病の研究で再証明を試みるが―。野口の栄光と最期を描いた傑作伝記。
著者等紹介
渡辺淳一[ワタナベジュンイチ]
1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。整形外科医ののち、『光と影』で直木賞を受賞。’80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞を受賞。作品は、医学を題材としたものから、歴史、伝記的小説、男と女の本質に迫る恋愛小説と多彩で、医学的な人間認識をもとに華麗な現代ロマンを描く作家として、文壇の第一線で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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