出版社内容情報
偉大な父を持ちながら落魄の身となった織田信雄。勇将とされるも境遇に恵まれない北条氏規。本能寺の変から小田原合戦までを活写。第34回吉川英治文学新人賞受賞作家!
織田信雄(のぶかつ)が舞う悲しくも滑稽な“虚けの舞”
本能寺の変から十年。天下人となった秀吉は朝鮮出兵の大号令を発した。その前線、肥前名護屋陣(ひぜんなごやじん)にいた二人――秀吉からすべてを奪われた信長の息子・信雄と、秀吉に滅ぼされた北条家の生き残り氏規(うじのり)。この苛烈な時代を二人はいかに生き抜こうとしたのか。絢爛たる桃山文化を背景に描かれる落魄者(らくはくしゃ)たちの戦国絵巻。
※本書は2006年2月に彩流社より刊行されたものを加筆、修正したものです。
第一章 海甸陰風
第二章 水路迷昧
第三章 四水晦冥
第四章 願海無尽
伊東 潤[イトウ ジュン]
著・文・その他
内容説明
本能寺の変から十年。天下人となった秀吉は朝鮮出兵の大号令を発した。その前線、肥前名護屋陣にいた二人―秀吉からすべてを奪われた信長の息子・信雄と、秀吉に滅ぼされた北条家の生き残り氏規。この苛烈な時代を二人はいかに生き抜こうとしたのか。絢爛たる桃山文化を背景に描かれる落魄者たちの戦国絵巻。
著者等紹介
伊東潤[イトウジュン]
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。外資系企業に長らく勤務後、文筆業に転じ、歴史小説や歴史に材を取った作品を相次いで発表している。『黒南風の海』で「本屋が選ぶ時代小説大賞2011」を受賞。『戦国鬼譚 惨』で第32回吉川英治文学新人賞候補、『城を噛ませた男』で第146回直木賞候補、『国を蹴った男』(講談社)で第34回吉川英治文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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takaC
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七色一味
ちばと~る