講談社文庫<br> 義に生きるか裏切るか―名将がいて、愚者がいた

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講談社文庫
義に生きるか裏切るか―名将がいて、愚者がいた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 355p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062774390
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0195

出版社内容情報

関ヶ原から戊辰、日露まで。勝者、敗者の明暗が分かれる分岐点に立つとき、人物の真価が問われる。上級者向けに好適な歴史エッセイ。

関ヶ原から戊辰、日露まで。勝者、敗者の明暗が分かれる分岐点に立つとき、人物の真価が問われる。上級者向けに好適な歴史エッセイ。

内容説明

敗れ去っても美名を残す者、勝ち残っても罵声を浴びる者。人物たちの真価を決めたのは何か?関ヶ原の小早川秀秋に従わなかった松野主馬、明治の終焉とともに夫に殉じた乃木希典夫人…。確かな歴史観と志ある者へのまなざしで定評ある著者が、激動の時代を生き、消えていった男たち女たちを記す人物評伝。

目次

第1部 戦国を生きた男と女
第2部 かくて江戸は過ぎゆく
第3部 幕末の波乱の陰に
第4部 秘められた戊辰戦争
第5部 明治の伝説
第6部 明治を駆けぬけた女たち

著者等紹介

中村彰彦[ナカムラアキヒコ]
1949年栃木市生まれ。東北大学文学部卒業後、文藝春秋勤務を経て、文筆活動に入る。’87年『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を、’93年『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞を、’94年『二つの山河』で第111回直木賞を、2005年には『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

25
さほど有名ではない人やイツワも多く書かれていて面白かったです。松平容保の妻、白虎隊を襲った盗賊、酒井孫八郎、杉野曹長、乃木静子の話が良かったです。2024/01/22

タイガー@津軽衆

4
通算102冊目。11月06冊目読了。歴史上有名な人物から全く無名な人物まで幅広くその人にスポットをあてて書いてます。作者が会津派の人間ですので(私もそうですが)どうしても会津に関わる人間はいいように書かれています。しかしそれが心地よいのですが(笑)高杉晋作の奇兵隊を痛烈に批判したりしてる部分は痛快(笑)一気に読むのではなく、暇つぶしに少しずつ読める本です。2016/11/18

getsuki

4
人選がマニアック過ぎて苦戦するも、第6章の女性たちの話は楽しく読めた。それぞれが激動の時代を懸命に生きていく姿を感じ取れたのがいい。乃木希典の妻・静子さんの意外な素顔が一番の驚き。何となくであるが静子さんの持つ才を出しきれずにいるような印象だった……。2015/06/08

北之庄

4
一言で言えば実に読みにくい本書、やっとこさ読了しました。何故に読みにくいか…その理由は各テーマが極めてニッチであり、また登場人物がマイナーに尽きる点にあります。その本作で一等印象的だったのは乃木希典夫人の静子です。明治帝崩御の折り、乃木大将と共に殉死した一面のみが有名ですが、案外近代的な感情豊かな女性であった様です。2015/03/19

Tsunoda Kazuhiro

2
小説に書けなかった、小説に出来ていない、書きたくない人物など調べたネタについて書かれています。著者の考えたがはっきりと書かれ、マニアック的で面白かったです。乃木将軍には謹厳実直なイメージしかありませんでしたが、若い頃は芸者通いをしていたとは知りませんでした。夫人も勝手に思っていたイメージと違いました。このシリーズを読む楽しみが増えました。2018/11/29

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