出版社内容情報
読めばわかる! さすがのデミル・ユーモア私は、ジョン・サッター。超豪邸で、美しい妻と暮らしていた弁護士だ。私の人生が狂ったのは、10年前にマフィアが越してきた時。エロス満載ユーモアサスペンス
内容説明
私は、ジョン・サッター。NY郊外、「ゴールド・コースト」と呼ばれる高級住宅街で美しき妻と暮らしていた弁護士だ。私の人生が狂ったのは、隣にマフィアのドンのフランクが越してきた時。我々“二人とも”彼に魅了され、その結果、見るも無残な悲劇が起きた。それから10年。悲劇のキャスト全員が揃うことになった―。
著者等紹介
デミル,ネルソン[デミル,ネルソン][DeMille,Nelson]
1943年ニューヨーク生まれ。1985年ヴェトナム戦争をテーマにした軍事法廷小説『誓約』で注目を浴びる。その後『ゴールド・コースト』『将軍の娘』など話題作を連発、いまやアメリカを代表する国民作家
白石朗[シライシロウ]
1959年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
149
【原書にて】10年後の続編は、9・11後のサッターファミリーと、ベラローサファミリーのその後。キャラがすでに頭に入っているので、サクサクすすむ。ジョンのシニカルな会話がめっちゃ好き。下巻へGo!\(^o^)/2016/06/11
わたなべよしお
19
「ゴールド・コースト」を読むと、やはり「ゲートハウス」まで行かずばなるまい。「ゲートハウス」はあまりにも親切に経緯を書いているので単独でも読めそうだが、今回もジョン・サッターの軽口全開。こういう、ひねくれ饒舌中年男を書かせると、デミルは最高ですなぁ。物語はまだ前半なので混沌としています。さてどうなるのか?2017/06/05
Tetchy
9
あの名作『ゴールド・コースト』から18年。まさか続編が作られるとは思わなかった。期待と不安の入り混じった思いを抱きながら手に取った。作品内の時間は前作から10年後の世界で9・11テロの9ヵ月後という設定。この事件がデミルに多大な影響を及ぼしているのは昨今の作品からも明らかだが、本書ではそれを上手く『ゴールド・コースト』の作品世界に絡ませている。とにかく懐かしい面々が揃った物語は上下巻併せて1380ページの大書だが全く飽きが来ない。全てのキャラクターに貌があり、血肉が備わっている。2011/11/26
ヒサヒサ
3
前置きにしては長い。下巻ではどうゆうテンポでストーリーが展開するやら。2012/07/11
コウ
2
ゴールドコーストの続編。前作をかなり以前に読んで、大好きだったので、図書館で見つけて読んでみた。上巻だけで700ページを超える大作にもかかわらず、読み始めたら一気に引き込まれる。上巻末の平穏さが不気味。これからどんなドタバタが待ち構えているのか、楽しみ。2015/06/05