出版社内容情報
忍びの情報は、真か偽か?
光秀に信長を討たせ、真に時代を動かした者は誰か――
血みどろの戦を重ね、光秀は信長を「天下人」へ押し上げる。だが、冷酷非情な信長は無惨な虐殺をくりかえし、自らを神と称するようになる。悩んだ光秀は、ついに決断を下す……。亡き親の敵(かたき)と信長をうらむ小平太は忍びとなって、光秀を助けるべく本能寺へと急ぐ! 史上最大の謎が今ここに解き明かされる。
歴史は勝者によって描かれていく。山崎の合戦で敗者となった明智光秀は、その勝者である秀吉を賞賛するためだけの人物へと貶められていったのである。この物語を書き終えた今、私は確信している。明智光秀こそが、実は戦国時代を終わらせた真の武将なのだ、と。(後記より)
真保 裕一[シンポ ユウイチ]
著・文・その他
内容説明
血みどろの戦を重ね、光秀は信長を「天下人」へ押し上げる。だが、冷酷非情な信長は無惨な虐殺をくりかえし、自らを神と称するようになる。悩んだ光秀は、ついに決断を下す…。亡き親の敵と信長をうらむ小平太は忍びとなって、光秀を助けるべく本能寺へと急ぐ!史上最大の謎が今ここに解き明かされる。
著者等紹介
真保裕一[シンポユウイチ]
1961年東京都生まれ。アニメーションディレクターを経て、’91年『連鎖』(講談社文庫)で第37回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。’96年に『ホワイトアウト』(新潮文庫)で吉川英治文学新人賞を受賞。’97年には『奪取』(講談社文庫)で日本推理作家協会賞と山本周五郎賞をダブル受賞、2006年『灰色の北壁』(講談社文庫)で新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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