出版社内容情報
この町の秘密。
住人は塔のことを何も知らない。真実を隠すために、知らないふりをしているみたいだ。
死んだ男は、一つの謎かけを残した。
塔のある町が抱える秘密を住人たちは何も知らない。夜に塔を見てはいけないという町に伝わる不思議な教え。亀とハサミと天の川のステンドグラスが表す意味とは。殺された男は駅の掲示板に奇妙な貼り紙を持ち込み、誰かと連絡を取っていた。彼は町の秘密に触れてしまったのか。雨が降る。町の本当の姿が明らかになる。
焚き火と推理小説が好きな高校生の田代修平。彼はあの死んだ男と河原で出会い、「この町には天の川が隠されている」という謎かけを残された。塔と町を見守ってきた旧家の少女・和音とともにその死の真相に近づいていく――。
「大人はすぐに忘れてしまう。楽しんだことも。怯えたことも。傷つけたことも」
「それでいいのさ。続いていく、ということはそういうことだ」
第11章 風が吹くと桶屋が儲かる事件
第12章 井戸と鋏の事件
第13章 帽子と笹舟の事件
第14章 不吉な電話の事件
第15章 彼女の事件
第16章 彼らの事件
第17章 彼らの事件の続き
第18章 私の事件
第19章 水無月橋の殺人事件
恩田 陸[オンダ リク]
著・文・その他
内容説明
塔のある町が抱える秘密を住人たちは何も知らない。夜に塔を見てはいけないという町に伝わる不思議な教え。亀とハサミと天の川のステンドグラスが表す意味とは。殺された男は駅の掲示板に奇妙な貼り紙を持ち込み、誰かと連絡を取っていた。彼は町の秘密に触れてしまったのか。雨が降る。町の本当の姿が明らかになる。
著者等紹介
恩田陸[オンダリク]
1964年宮城県生まれ。第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった『六番目の小夜子』で’92年にデビュー。2005年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞と第2回本屋大賞、’06年『ユージニア』で日本推理作家協会長篇および連作短篇集賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
青葉麒麟
kishikan
優希
な〜や