講談社文庫<br> 中原の虹〈1〉

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講談社文庫
中原の虹〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062767415
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



浅田 次郎[アサダ ジロウ]
著・文・その他

内容説明

「汝、満洲の王者たれ」予言を受けた親も家もなき青年、張作霖。天命を示す“龍玉”を手に入れ、馬賊の長として頭角を現してゆく。馬と拳銃の腕前を買われて張作霖の馬賊に加わった李春雷は、貧しさゆえに家族を捨てた過去を持つ。栄華を誇った清王朝に落日が迫り、新たなる英雄たちの壮大な物語が始まる。

著者等紹介

浅田次郎[アサダジロウ]
1951年東京都生まれ。1955年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞、司馬遼太郎賞、2008年には本作品で吉川英治文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

403
冒頭から春児の兄、春雷が登場する熱い展開。そして遂に龍玉が現世に表出。天命を頂いたのは張作霖。ここに龍玉持ってきちゃうか浅田さん。記憶にある中国史を紐解くと、哀しい結果になること必至。第一巻では、作霖率いる馬賊サイドの比重が高く、学はなくともどこか憎めず、戦になると滅法強い、わかりやすいヒーロー像が描かれ、随所に春雷の苦悩が吐露される。居場所を見つけたアウトローな春雷は結構好き。反面、西太后や光緒帝、袁世凱など、言動の一貫性のなさが、文章外の空白を想像で補填してフォローするのが難しくなってきている。2021/08/10

遥かなる想い

155
張作霖を主人公にした小説は初めてなので、興味深く読んだ。NHKドラマ「蒼穹の昴」の続編のような感じ。李春児の兄という李春雷を登場させているのも著者の意図か。袁世凱も不思議な存在感をはなっている。2011/04/09

KAZOO

143
「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」に続く第三部の「中原の虹」に入りました。今回は張作霖が主人公で、その部下となった春雷が語り手のような感じです。春雷は「蒼穹の昴」の主人公の宦官の兄です。この1巻目は「蒼穹の昴」の4巻目とダブるような感じですが、張作霖という結構魅力的な人物でかなり今後期待したいという気がします。以前読んだ安彦さんのコミックの「虹色のとロッキー」にもでてきています。2024/11/16

Die-Go

113
『蒼穹の昴』に連なる中国清代末期の物語。『蒼穹~』の主人公の1人"春雲"の行方知れずの兄"春雷"が主人公となっている。春雷は馬賊として名を馳せ、大馬賊の張作霖の配下となっていた。そして張作霖の野望と共に物語は動き出す。★★★★☆2020/07/26

再び読書

105
「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」「中原の虹」「マンチュリアン・リポート」に続く中国清朝末期のシリーズです。この時代は日本の歴史も含めて教科書の文章だけで、いまいちドラマ的に心に入ってこなかった。「竜馬がゆく」がぼくの幕末の蒙を開いたような効果を期待するが、自分の心が素直ではないためか、まだまだいまいち物語にのめり込めない。張作霖に関しては爆殺事件しか記憶がない。少し終盤に春児が出てくるのに少しほっとした。まだ3作、「マンチュリアン・リポート」と続くので、気合を入れて読んでいきたい。2016/05/05

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