• ポイントキャンペーン

講談社文庫
紙魚家崩壊―九つの謎

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062765954
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

日常のふとした裂け目に入りこみ心が壊れていく女性、
秘められた想いのたどり着く場所、
ミステリの中に生きる人間たちの覚悟、
生活の中に潜むささやかな謎を解きほぐす軽やかな推理、
オトギ国を震撼させた「カチカチ山」の“おばあさん殺害事件”の真相とは?
優美なたくらみに満ちた九つの謎を描く傑作ミステリ短編集。

北村 薫[キタムラ カオル]
著・文・その他

内容説明

日常のふとした裂け目に入りこみ心が壊れていく女性、秘められた想いのたどり着く場所、ミステリの中に生きる人間たちの覚悟、生活の中に潜むささやかな謎を解きほぐす軽やかな推理、オトギ国を震撼させた「カチカチ山」の“おばあさん殺害事件”の真相とは?優美なたくらみに満ちた九つの謎を描く傑作ミステリ短編集。

著者等紹介

北村薫[キタムラカオル]
1949年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。’89年、“覆面作家”として『空飛ぶ馬』でデビュー。’91年、『夜の蝉』で第44回日本推理作家協会賞を受賞。2006年、『ニッポン硬貨の謎』で第6回本格ミステリ大賞評論・研究部門を受賞。’09年、『鷺と雪』で第141回直木賞を受賞。小説のほかにも、エッセイ、評論、アンソロジーなど幅広い分野でファンを獲得している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

107
2010/3/14 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2018/7/17〜7/18 9編からなる短編集。最後の「新釈おとぎばなし」がmy best2018/07/18

tengen

88
北村薫さんの短編集。生活の中に潜むささやかな謎を解きほぐす軽やかな推理。確かにそんな感じ、残念ながら覆面作家や円紫など他のシリーズからは落ちるように思いました。「白い朝」は北村さんらしい優しさが、「新釈おとぎばなし」はらしいウンチクが、「俺の席」はオチが好きです。2013/09/23

ダイ@2019.11.2~一時休止

57
短編集。白い朝・サイコロコロコロなんかが良かった。2014/06/26

スカラベ

56
狂気、ミステリー、怪奇などが散りばめられた9つの短編。「溶けていく」は現実との境を失っていく身の毛がよだつような描写にぞわぞわとさせられる。「紙魚家崩壊」は両手が恋をしている女助手が印象的な探偵もの。「白い朝」は日常に潜むミステリーを爽やかに解き明かす。「サイコロ、コロコロ」と「おにぎり、ぎりぎり」はその可愛らしいタイトルを裏切らないほのぼのとしたお話。「俺の席」は自分とすり替わられる恐怖に戦慄させられる。「新釈おとぎばなし」は、新たな解釈によるミステリーの解決だけでなく、蘊蓄も楽しめる。2022/05/14

青葉麒麟

53
この作者がこんなに軽快なモノを書いていたとは思いもしなかった。『新釈おとぎばなし』が面白くて面白くて(*≧∀≦*)「アリとキリギリス」や「カチカチ山」のラストが最近、あたりがよく書き換えられているのは知っていたけれど、やっぱりそれは間違っていると思う。悪い事や楽ばっかりした輩は痛い目に遭わないと教訓が活かされない。口絵のイラストが雰囲気があって良い。2013/09/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/560262
  • ご注意事項