出版社内容情報
何千年も昔から続く日本の文化をいまに伝える街、京都。ここの寺々には、新しい発見がある。もう一度この街の名刹を巡ってみよう。五木寛之の『百寺巡礼』好評刊行、佳境の1冊!
第9巻 京都2 いま、永遠の古都へ
伝統の中に新しい時代を、賑いの中に信仰を、観光客の群れ集う片隅に静寂を――再び訪ねた京洛で、歴史絵巻を見るような感動にひたる。大原の三千院、念仏の故郷・知恩院、専修念仏の修行道場・法然院。紅葉鮮やかな永観堂や東福寺。変わらない寺の魅力をいま、この古都で。
喧騒のなかの静寂
第八十一番 三千院
第八十二番 知恩院
第八十三番 二尊院
第八十四番 相国寺
第八十五番 萬福寺
第八十六番 永観堂
第八十七番 本法寺
第八十八番 高台寺
第八十九番 東福寺
第九十番 法然院
主要参考文献一覧
五木 寛之[イツキ ヒロユキ]
著・文・その他
内容説明
伝統の中に新しい時代を、賑いの中に信仰を、観光客の群れ集う片隅に静寂を―再び訪ねた京洛で、歴史絵巻を見るような感動にひたる。大原の三千院、念仏の故郷・知恩院、専修念仏の修行道場・法然院。紅葉鮮やかな永観堂や東福寺。変わらない寺の魅力をいま、この古都で。
目次
第八十一番 三千院―声明が響く隠れ里
第八十二番 知恩院―壮大な伽藍に念仏の水脈が流れる
第八十三番 二尊院―送る仏と迎える仏がならぶ寺
第八十四番 相国寺―著名な人びとを惹きつけた禅宗の魅力
第八十五番 萬福寺―中国僧の思いが生きつづける大寺
第八十六番 永観堂―紅葉の向こうの「みかえり阿弥陀」
第八十七番 本法寺―“なべかむり日親”の伝説を支える力
第八十八番 高台寺―戦国女性の思い出を包む堂宇
第八十九番 東福寺―紅葉の橋を渡る人びとと大伽藍
第九十番 法然院―念仏の原点に戻ろうとする寺のいま
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年福岡県生まれ。朝鮮半島より引き揚げたのち、早稲田大学露文科に学ぶ。PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、’66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、’67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、’76年『青春の門』(筑豊篇 ほか)で吉川英治文学賞を受賞。’81年より一時休筆して京都の龍谷大学に学んだが、のち文壇に復帰。2002年にはそれまでの執筆活動に対して菊池寛賞を、’04年には仏教伝道文化賞を受賞する。小説のほか、『百寺巡礼』をはじめとする、音楽、美術、歴史、仏教など多岐にわたる活動が注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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