出版社内容情報
最澄の思いが込められた霊山・延暦寺をはじめ、石山寺や三井寺、華厳寺など古くからの名刹が数多く登場する。豊かな水をたたえる琵琶湖に抱(いだ)かれた近江国(おうみのくに)へ。三井寺の霊験あらたかな泉や、永保寺を囲む奇岩巨石。名刹(めいさつ)、延暦寺を深い霧で包み込む深山幽谷(しんざんゆうこく)。 石山寺では蓮如と母の哀切(あいせつ)な物語に出会い、百済寺では亡き故郷を望む渡来人の心に思いを馳(は)せる。鐘の音とともに伝わり来る、数千年の時の流れを感じて。
日本人の原風景をもとめて
第三十一番 三井寺
第三十二番 石山寺
第三十三番 延暦寺
第三十四番 西明寺
第三十五番 百済寺
第三十六番 石塔寺
第三十七番 横蔵寺
第三十八番 華厳寺
第三十九番 専修寺
第四十番 永保寺
主要参考文献一覧
五木 寛之[イツキ ヒロユキ]
著・文・その他
内容説明
豊かな水をたたえる琵琶湖に抱かれた近江国へ。三井寺の霊験あらたかな泉や、永保寺を囲む奇岩巨石。名刹、延暦寺を深い霧で包み込む深山幽谷。石山寺では蓮如と母の哀切な物語に出会い、百済寺では亡き故郷を望む渡来人の心に思いを馳せる。鐘の音とともに伝わり来る、数千年の時の流れを感じて。
目次
第三十一番 三井寺―争いの果てに鐘は鳴り響く
第三十二番 石山寺―母の思いと物語に救われる寺
第三十三番 延暦寺―最澄の思いが息づく霊山
第三十四番 西明寺―焼き討ちから伽藍を守った信仰の力
第三十五番 百済寺―生きものの命が輝く古刹
第三十六番 石塔寺―“石の海”でぬくもりを感じる寺
第三十七番 横蔵寺―最澄と山の民ゆかりの「美濃の正倉院」
第三十八番 華厳寺―人びとが生まれ変わる満願の寺
第三十九番 専修寺―「念仏するこころ」という原点
第四十番 永保寺―「坐禅石」で覚えたふしぎな感覚
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年福岡県生まれ。朝鮮半島より引き揚げたのち、早稲田大学露文科に学ぶ。PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、’66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、’67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、’76年『青春の門』(筑豊編ほか)で吉川英治文学賞を受賞。’81年より一時休筆して京都の龍谷大学に学んだが、のち文壇に復帰。2002年にはそれまでの執筆活動に対して菊池寛賞を、’04年には仏教伝道文化賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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