講談社文庫<br> サイコロジカル〈上〉兎吊木垓輔の戯言殺し

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講談社文庫
サイコロジカル〈上〉兎吊木垓輔の戯言殺し

  • 西尾 維新【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062761796
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

きみは玖渚友のことが本当は嫌いなんじゃないのかな?

およそ論理立てて物事を考えるほど無意味なことはない。所詮論理など人の考えたものであり、そして世界は人の手には余りすぎる。博愛を自らの義務と課し、自由を何よりも重んじる、周囲に調和をこの上なく提供する誠実な正直者、つまりこのぼくは、7月、囚われの壊し屋を救う旅に連れられた。パーティのメンバーは玖渚友と鈴無音々。向かう先は悪の要塞――要するには『堕落三昧(マッドデモン)』斜道卿壱郎博士の研究施設。この冒険の登場人物は誰もが際限なく矛盾していて、誰もが際限なく破綻していて、そして誰もが際限なく崩壊していて、はっきり言って壊れている。それはひょっとしたら壊されただけなのかもしれないが、しかし戯言遣いのこのぼくに限って言えば、わざわざ壊してくれるまでもない。だってぼくは最初から、ほら、こんなにも見事に壊れてしまっているゆえに――戯言シリーズ第4弾

一日目(1) 正解の終わり
一日目(2) 罪と罰
一日目(3) 青い檻
一日目(4) 微笑と夜襲
二日目(1) 今更の始まり


西尾 維新[ニシオ イシン]
著・文・その他

内容説明

およそ論理立てて物事を考えるほど無意味なことはない。所詮論理など人の考えたものであり、そして世界は人の手には余りすぎる。博愛を自らの義務と課し、自由を何よりも重んじる、周囲に調和をこの上なく提供する誠実な正直者、つまりこのぼくは、七月、囚われの壊し屋を救う旅に連れられた。パーティのメンバーは玖渚友と鈴無音々。向かう先は悪の要塞―要するには『堕落三昧』斜道卿壱郎博士の研究施設。この冒険の登場人物は誰もが際限なく矛盾していて、誰もが際限なく破綻していて、そして誰もが際限なく崩壊していて、はっきり言って壊れている。それはひょっとしたら壊されただけなのかもしれないが、しかし戯言遣いのこのぼくに限って言えば、わざわざ壊してくれるまでもない。だってぼくは最初から、ほら、こんなにも見事に壊れてしまっているゆえに―。戯言シリーズ第四弾。

著者等紹介

西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞、「京都の二十歳」としてデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

350
いよいよガッツリ西尾ワールドというか、変なニックネームの異才キャラがわかるようなわからないような長文問答をこねくりまわす上巻。もろに『めだかボックス』と重なる世界観で、あの漫画だけではなく、どの作品もこういうテイストなのだなと理解。一作目以降めっきり登場回数の減っていた玖渚が序盤から出てくるだけでなく、その過去に絡んだ物語であり、スローテンポながらも興味を持って読み進められる。いよいよ殺人事件もなくなって脱ミステリするかと思ったが、最後の最後で事件発生。下巻ではもう少し展開がスピーディーになるだろうか。2017/06/11

ゼロ

86
シリーズ第四弾であり、サイコロジカルの上巻にあたる本作。作中でも言及はあったが、推理小説で半分にも来ているのに、殺人事件が起きない本はあるか?という問いを有言実行しているので、事件らしい事件は最後の数ページまで起きなかった。この336頁で語られていたのは、斜道卿壱郎博士に囚われている兎吊木垓輔の救出にある。研究所で、崇高な会話をするのは森博嗣氏に寄せているのか。戯言違いは、玖渚友の言動に違和感があるようだが、二面性など誰にでもあるのではないか。会話をしているようで、ずっと独り言を喋っている場面が続いていた2023/06/11

優希

82
上巻では何も起きず、ダラダラと話が進む傾向があります。それでも、友の過去に絡んでくる物語なだけに興味津々というか。「害悪細菌」に「死線の蒼」、そして「戯言殺し」。友がかつて率いていた「チーム」の片鱗が見えるだけにスローテンポでも我慢するしかないですね。最後にやっと起きた事件。最初から壊れていたかのように戯言の奏でる音楽は下巻へと続きます。2017/07/26

まりも

58
再読。戯言シリーズ第四弾。玖渚友、鈴無音々、ぼくのパーティが囚われの壊し屋を救う旅に出るところから始まる話。多分戯言シリーズの中でも一番読むのに苦労した1冊やと思う。いつものような掛け合い、言葉遊びが足りない上に、次巻へ続く形式のせいで退屈というか中身が無かったのが原因かな。今回はぼくが全然戯言使いしてないんですよね。ボッコボコにされて、いーちゃん完全につぶされちゃったじゃん。まぁ、今回は事件が起きるまでの舞台作りみたいなものなので、一気にエンジンが掛かる下巻からの展開を楽しみに読み返そうと思います。2016/09/05

らじこ

47
冒頭の兎吊木の一人会話が鬱陶しい。こんな鬱陶しい人だったんだこの人。相変わらず引きが強く面白いけど、この上巻は展開が引っ掻き回されるだけで目的のない物語だ。再読するまでの間に感性が変わったのだろうか。西尾維新が少し苦手になったような気がして不安になった。一巻とは違う様子を見せる友に疑問ばかりが浮かぶ。本当に頭がいい子はこんなに子供なものだろうか?切れ者なわりに無駄口が過ぎるんじゃないか?と。明かされない友の秘密といーちゃんの過去が気になる。愛とも恋ともまだ呼べない2人の関係が好きだ。2016/01/18

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