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講談社文庫
そして、警官は奔る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 684p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062761314
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

『それでも、警官は微笑う』に続くシリーズ第2弾!
「この“どっぷり感”は病み付きになる。」――横山秀夫

内容説明

警視庁蒲田署に異動となった武本は、不法滞在外国人を母に持つ幼女監禁事件を追った。一方、かつての上司、潮崎は、武本の力になりたい一心で、独自に事件の調査を始める。そして、浮き彫りになる子供の人身売買や虐待の現実。法律では裁ききれない闇に、二人はどのような光を当てるのか?シリーズ第二作。

著者等紹介

日明恩[タチモリメグミ]
神奈川県生まれ。日本女子大学卒業。『それでも、警官は微笑う』で第25回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

57
何とも・・重くて(内容が)分厚い(本の厚みも)。私達は国籍という物を普段考えた事もない生活を送っている。タマにTV等で日本人でありながら籍の入っていない子供の事を知ることぐらい。そしてニュースを賑わせるのは未成年の子の幽閉。昔は少し暗くなるまで遊んでいたら「ことりが来る」と脅されたり、「お巡りさんが来やはるえ」と。今は夜と云っても明るい日本。誰も恐いとも思わないのだろう。お巡りさんにしても学校の先生にしてもモンスター親の方が恐い。朴訥な武村に惹かれるのは潮崎や和田、小菅だけでなく私も惹かれる。2015/09/06

ぶんこ

54
これは、そんなに昔ではない頃に読んでいましたが、感想を書いていなかったようです。 多分、あまりに辛い内容で、早く忘れたかったからと思われます。 子供が犠牲になる話、しかも半端ではなく嫌な話。 それに立ち向かう警察や関係者の方々は素晴らしいとは思います。 我慢して最後まで読みましたが、さすがに2回目となると、1ページ目で思い出してそれ以上は読めませんでした。2015/08/16

crazy cool joe

47
2作目。ちょっと前に似たような女子高生のフィリピン人を思い出した。普通の常識を持った大人が増えてほしいと思う。長い本だけど飽きずに読めた。面白かった!2016/01/02

あっ!chan

44
「警察は無力だ。警察官には何の力もない!」...法に殉じるのが警察官だが、でも警察官も一人の人間だし、人間として優先すべきことを尊重したくなるのも当然だ。不法滞在外国人とその子供の問題に取り組む一人の女性の荒んだ心をめざめさせるために、怒り、悲しみ、慈愛、そして平常心で向かう4人の警察官たち...そこには過去の悲しい出来事や歩んできた経験に裏打ちされた思いがあふれていた。本当の答えが見つからない難しいテーマ、悲しくて胸が熱くなるシーンもいくつかあって、このシリーズでも一番読み応えがありました。2019/04/18

siro

41
前作同様、武本と潮崎の活躍の他に和田をはじめ新しい登場人物もみんな魅力的でした。子供の人身売買や虐待などかなり重い内容でしたが、犯人自体に強力な悪を感じないために、なんとなくスッキリしない終わり方でした。ちょっと残念です。続編では岸本、潮崎の関係性からどのようなストーリーに持っていくのか楽しみです。2013/09/09

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