講談社文庫<br> 虚像(メディア)の砦

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講談社文庫
虚像(メディア)の砦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 511p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062759250
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

報道番組ディレクターとバラエティー番組プロデューサーの視点で描くテレビ局の問題点。報道の役割、真の娯楽の意味を問う野心作。中東で日本人が誘拐された。その情報をいち早く得た、民放PTBディレクター・風見は、他局に先んじて放送しようと動き出すが、予想外の抵抗を受ける。一方、バラエティ番組の敏腕プロデューサー・黒岩は、次第に視聴率に縛られ、自分を見失っていった。二人の苦悩と葛藤を通して、巨大メディアの内実を暴く。

※本書は、2005年6月、角川書店より刊行されました。

プロローグ 岐路
第一章 報道迷走
第二章 テレビの使命
第三章 テレビの力
第四章 灼熱の中で
第五章 絶体絶命
エピローグ 決意
参考文献


真山 仁[マヤマ ジン]
著・文・その他

内容説明

中東で日本人が誘拐された。その情報をいち早く得た、民放PTBディレクター・風見は、他局に先んじて放送しようと動き出すが、予想外の抵抗を受ける。一方、バラエティ番組の敏腕プロデューサー・黒岩は、次第に視聴率に縛られ、自分を見失っていった。二人の苦悩と葛藤を通して、巨大メディアの内実を暴く。

著者等紹介

真山仁[マヤマジン]
1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。読売新聞記者を経て、フリーランスとして独立。2003年、大手生命保険会社の破綻危機を描いた長編『連鎖破綻 ダブルギアリング』(共著・香住究名義、ダイヤモンド社)で小説家デビュー。以後、熾烈な企業買収の世界を赤裸々に描いた『ハゲタカ』(講談社文庫)が現在の筆名での第一作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

🐾Yoko Omoto🐾

129
読友さんからのお薦めで真山作品初読み。テレビ業界という巨大組織に蔓延する権力闘争や政治的軋轢を赤裸々に盛り込み、真の報道とは何か、メディアとはどうあるべきかを問う問題作。いつまでたっても無くならない“やらせ”、制作サイドの意図が透けて見えるような感情誘導を臭わせる表現、やたらとCMを挟んでの落ちの引き延ばしなど視聴者を馬鹿にしているかのような番組は現実にも多い。情熱を持って制作に取り組む人がいる一方、その気持ちだけではどうにもならない各関係筋との力関係には辟易とさせられた。→2015/04/26

KAZOO

117
「ハゲタカ」シリーズを2まで読んで今度はマスコミの世界での出来事を小気味よく書かれている群像小説です。主人公はあまり誰とはいえないのですがあるテレビ会社をめぐる利権権力闘争が社内、官僚、政治家ということで楽しめます。よく読まないと誰が正しいのかは分からなくなる気がします。敵の敵は味方のような感じもあります。スピード感があり楽しめました。2017/06/26

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

105
中東で日本人が誘拐された。その情報をいち早く得た、ディレクター・風見は、他局に先んじて放送しようと動き出すが、予想外の抵抗を受ける。一方、バラエティ番組の敏腕プロデューサー・黒岩は、次第に視聴率に縛られ、自分を見失っていく・・・。当然フィクションなのだけれども、思わず実際のテレビ局の裏側でもこんなことが起こっているのでは?と思わせるリアリティのある内容。さすが真山さん。★★★+

アッシュ姉

71
面白くて一気読み。今回の舞台はテレビ局。真山さんお馴染みの手法で、実在の企業、人物、事件をモデルにし、テレビ業界の実態に迫り、報道の役割、バラエティの意味、メディアのあり方を問いかけています。政界、官界、スポンサーとの関係、局内の派閥争いや財政事情、偏向報道や虚偽報道による情報操作、感情誘導の危険性など、暗部も余すところなく描かれているので、残念ながら映像化されることはないでしょう。ベイジンを読んだ時にも感じましたが、真山さんは将来起こるであろう問題点を鋭く指摘し、作品の中で警鐘を鳴らしています。つづく➡2015/03/23

thee birdmen

56
『本書で扱っているのは、そうした現実世界での出来事の暴露ではない』というあとがきの一文が印象的な本。小泉政権時代の法人拉致事件に絡んだ自己責任論をベースに、放送法や放送免許といった小難しい話が展開され、終いには放送局の乗っ取りへと話は壮大に広がります。そのうえ報道のあり方という本筋と並行して、バラエティー番組の制作というスピンオフがくっついたり離れたりして、盛りだくさんです。楽しいことを伝えることも、悲しいことを伝えることも、どちらもメディアの使命に変わりはない。だとしたら、僕は楽しいことを伝えたいです。2016/05/21

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