内容説明
大富豪の友人・真寿美のおもちゃになっている平凡なOL・波子は、彼女の豪邸で突然意識を失った。気づくと自宅で手足を縛られ、裸同然の姿でストーカーに襲われようとするところだった。そこに真寿美の死体が現れる!歪んだ人間関係が交錯する表題作ほか。神麻嗣子、神余響子、能解警部らが超常事件に挑む。
著者等紹介
西澤保彦[ニシザワヤスヒコ]
1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒。高知大助手などを経て執筆活動に入る。第1回鮎川哲也賞で『聨殺』が最終候補作に。大胆な設定とめくるめく謎、それを緻密な論理で解決していく本格ミステリを偏愛し、こだわりに満ちた作風で新境地を切り拓いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gonta19
53
2007/12/23 Amazonにて購入。 2014/9/24〜9/29 チョーモンインシリーズ第7弾で4作目の短編集。今回のシリーズはあまりレギュラー陣が登場しないが、何時ものように超能力犯罪を次々解決。能力の使い方に特徴あるものが多かった。2014/09/29
ダイ@2019.11.2~一時休止
53
神麻嗣子の超能力事件簿その7。連作短編集。各話毎に探偵役が変わるのでメインキャラでも出てこない話も。短編だから仕方ないとも思うが三人揃って会議の様子をもっと出して欲しい。2014/08/09
じゅんぢ
32
最後の話が面白かった。こういったコメディチックな話の方がこのシリーズに向いている様な気がする。2018/06/28
momi
31
チョーモンインシリーズ第7弾!!レギュラー陣どうなっちゃったの〜!今回は事件の当事者たちの視点で語られているので、今までの雰囲気と違う作品になっています!!短編集なのだけどブラックよりな作品も!明るく楽しかったのは「情熱と無駄のあいだ」この作品はシリーズの最初のころの作品に一番近い感じですね!2015/06/19
kate
31
チョーモンインシリーズの短編集。今作ではいつもの3人組がほとんど出てこず個人的にはこのシリーズの魅力の大きなウェイトを締める3人での会議が見られないのが残念で仕方ないです。収録作では『情熱と無駄のあいだ』がとてつもなく馬鹿馬鹿しくて面白かったです。2014/09/05