講談社文庫<br> 黒蜘蛛島(ブラックスパイダー・アイランド)―薬師寺涼子の怪奇事件簿

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講談社文庫
黒蜘蛛島(ブラックスパイダー・アイランド)―薬師寺涼子の怪奇事件簿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 321p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062758918
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

豊かな自然に包まれたカナダの大都会バンクーバー。出張捜査でかの地を踏んだ薬師寺涼子警視は、高圧的な外交官僚を挨拶代わりにおシオキする。続いてハリウッドの超大物プロデューサーから女優としてスカウトされたお涼サマ。ウジャウジャ出てくる悪役相手に、演技ではないスーパー・アクションで戦闘開始。

著者等紹介

田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。’77年第3回幻影城新人賞、’88年第19回星雲賞を受賞。壮大なスケールと緻密な構成で、SFロマンから中国歴史小説まで幅広く執筆を行う。2005年『ラインの虜囚』(講談社ミステリーランド)で第22回うつのみやこども賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

162
怪奇趣味のB級映画監督の子孫が住むと言う謎の島での大乱闘。ヨーロッパと違ってカナダと言うとどうしても歴史の重みを感じることが出来ず(absintheの読解力)、恐らく作者の意図通り醜悪ハリウッドB級感を楽しんだ。当時粗製乱造された映画群の雰囲気は良く出ていた。このチープ感はまさしく意図されたものだ。absintheはそういうのあまり観ないのだけれども・・・。2019/09/30

Humbaba

7
どのような作品を作るのかは本人の自由である。ただし、自分の作りたいものが必ずしも他の人が見たいものであるとは限らない。いくら自分の中では会心の出来だったとしても、他社が評価してくれないのでは本当の喜びを感じるのは難しいということは判っておく必要がある。2017/09/17

Tetchy

6
今回の敵は黒蜘蛛。もうハリウッドのB級ホラー映画なみの設定だ。そしてそれは作者も自覚的。今回も薬師寺涼子の無敵ぶり、傍若無人ぶりは健在。というよりも以前にも増して拍車が掛かっている。ここまで来るともう涼子は単に運動神経抜群、才気に溢れ、更に超絶美人というありがちなキャラクターからさらに一歩抜きん出た存在となり、リアリティ云々を超越したキャラクターとなっている。クライマックスの涼子の黒いボディスーツは『ヤッターマン』のドロンジョ様を思い浮かべてしまった。う~ん、どうしたんだろう、田中芳樹。2010/02/01

ソラ

4
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 豊かな自然に包まれたカナダの大都会バンクーバー。出張捜査でかの地を踏んだ薬師寺涼子警視は、高圧的な外交官僚を挨拶代わりにおシオキする。続いてハリウッドの超大物プロデューサーから女優としてスカウトされたお涼サマ。ウジャウジャ出てくる悪役相手に、演技ではないスーパー・アクションで戦闘開始。 2008/08/04

UI

3
さてと。何を書いておこうか。よけいなコトを言うのも野暮だしなあ。ともあれ、妙な後味の悪さなどを心配せずに、軽い期待であっさり読める本はそれなりにイイものです。一時でも夢中にさせるくらい徹底的にサービスしてくれるともっとウレシイのですが。今回の悪役はちょっと好みでした。2012/07/15

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