講談社文庫<br> 悠悠おもちゃライフ

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講談社文庫
悠悠おもちゃライフ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 236p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062757973
  • NDC分類 759
  • Cコード C0195

出版社内容情報

庭園鉄道を敷設した、森博嗣の趣味的日常!働いてお金を稼ぐのは自由に遊ぶため。大人こそ趣味を持ち、没頭し幸せになるべきである。遊びをせんとや生まれけむ。戯れせんとや生まれけむ。

趣味には理解者が必要だが、理解者に振り回されてはいけない。なぜなら趣味は、あくまでも個人的で我儘なものだからだ。この本は、啓蒙本でも入門書でもない。飛行機模型や庭園鉄道をはじめ、多くの楽しみを知る著者が、韜晦(とうかい)も含めて記す優雅な趣味の日常と思考。単行本未収録の連載3回分を含む完全版文庫化。

まえがき
Vol.1 ガイダンス
Vol.2 おもちゃ買い
Vol.3 難しいから面白い?
Vol.4 そこに線路があるからだ
Vol.5 いくらかかるのか?
Vol.6 僕は多趣味ではありません
Vol.7 海外製品
Vol.8 待ちぼうけ
Vol.9 どうして1つ?
Vol.10 もっと抽象的に
Vol.11 家族の理解?
Vol.12 ちぐはぐでいい感じ
Vol.13 庭園鉄道その後
Vol.14 おもちゃは壊すもの
Vol.15 たまには外で遊びましょう
Vol.16 明るい人,暗い人
Vol.17 蟻とキリギリス
Vol.18 初めてエンジンを回した日
Vol.19 クマの思い出
Vol.20 ガレージライフ
Vol.21 空いている遊園地
Vol.22 趣味のコストパフォーマンス
Vol.23 完成しない方が楽しい
Vol.24 継続は金なり
Vol.25 どこからが工作?
Vol.26 共同作業が苦手
Vol.27 デパートの聖域
Vol.28 実はハムでした
ギャラリィ


森 博嗣[モリ ヒロシ]
著・文・その他

内容説明

趣味には理解者が必要だが、理解者に振り回されてはいけない。なぜなら趣味は、あくまでも個人的で我侭なものだからだ。この本は、啓蒙本でも入門書でもない。飛行機模型や庭園鉄道をはじめ、多くの楽しみを知る著者が、韜晦も含めて記す優雅な趣味の日常と思考。単行本未収録の連載3回分を含む完全版文庫化。

目次

ガイダンス
おもちゃ買い
難しいから面白い?
そこに線路があるからだ
いくらかかるのか?
僕は多趣味ではありません
海外製品
待ちぼうけ
どうして1つ?
もっと抽象的に〔ほか〕

著者等紹介

森博嗣[モリヒロシ]
1957年愛知県生まれ。工学博士。某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φは壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いずむ

23
あるべき形、向くべき方向、いるべき範囲。"らしさ"とか"ジャンル"とか、あるいは他人の価値観とか。そんな"不自由"を享受することで得られるものって何だろう。森センセの言葉を借りるならば、『趣味≒研究』。目隠しや足枷をしていては、辿り着けるのはスケールの小さい世界だけ。しかし、そこに正誤優劣の議論が生じ得ないからこそ、どうせ身を置くならボクは柵や手綱のない、どこまでも行ける世界がいいと思う。ボクにとって趣味とは「自分という世界で、唯一無秩序を許された世界」。『こだわらないことにこだわ』りたいと、ボクも思う。2013/10/21

めり

17
森博嗣の趣味って凄い。読んでて楽しそうなのが伝わってくる。そしてエッセイでもぶれないところ、大好きです。「楽しそうなことをしているときの姿は、遠目に見ていても楽しいものだ。自分の好きなことをしていると、誰でも自然に笑顔になる。みんながこの笑顔になれることが、すなわち家族の和ではないだろうか。無理に、全員で同じ行動をとる必要なんて全然ない。その点に早く気づいてほしい。」2017/11/18

akira

16
Vシリーズ幕間。 正直、小説よりエッセイの方が好きかも。 全編カラーで写真が楽しい。読むというより眺める本。 森作品は、その雰囲気から飛行機などは淡目の色のものを想像するが、実際に森家にあるのは鮮色でベタ塗りのものが多い。その方が好きらしい。 写真中心の本だが、文章はやはり森博嗣。何気ない一言にも深みがある。 「子供には、最初から一流のものを与えるべきであって、子供向けに簡略化され、毒が抜かれ、棘が取り除かれたおもちゃは、その一時だけ子供の目を引いても、彼らの人生には影響を与えない。」 2013/04/16

Yuri

10
タイトル通り、悠悠なおもちゃに囲まれた生活の一端を垣間見る。お洒落な写真とエッセイ。 他作品のエッセイでガレージや庭園鉄道の建設過程を読んでいたので、写真で補完出来た感じです。2020/08/01

エヌ氏の部屋でノックの音が・・・

9
「ひっそりと森シリーズ」第33弾であった。。。2007年 7月13日 初版。。。割とおもちゃ好きなのは聞いていたが、一番うらやましいのは庭園鉄道であった。私しも庭園鉄道で『シロクニ』や『デゴイチ』など日本の列車を走らせて見たいと思っているが、到底現実には及ばない。2018/04/26

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