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講談社文庫
警視の週末

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  • サイズ 文庫判/ページ数 585p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062757546
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

スコッチウィスキーの聖地スペイサイドへ週末旅行に出かけたジェマ。だが同行の友人には旅先で不倫相手との逢瀬をという隠れた目的があった。怪しい雲行きは何者かの殺意を呼び、美しい風景に一発の銃声が轟く。その頃、ロンドンに残ったジェマの恋人キンケイド警視の元には、家族の愛を脅かす知らせが―。

著者等紹介

クロンビー,デボラ[クロンビー,デボラ][Crombie,Deborah]
米国テキサス州ダラス生まれ。後に英国に移り、スコットランド、イングランド各地に住む。代表作のダンカン・キンケイドとジェマ・ジェイムズのシリーズは米英のほか、ドイツ、イタリア、ノルウェーでも翻訳され人気を呼んでいる

西田佳子[ニシダヨシコ]
名古屋市生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kyoko

18
ジェマの親友のヘイゼルの思いがリアルに表され、その揺れ動く思いがわたしには理解できる・・・何年経っても、何年経とうといや年を経ればさらに深まる思いがあるのだ、どっちの方向にも。そして過去パートが収斂していく様が今回も見事だった。深い家族と愛の物語。よかった。2023/04/16

みやび

11
9作目。ずっとジェマを支えてきた、元大家で親友でカウンセラーのヘイゼルが…えっヘイゼルが?の展開でした。良妻賢母のヘイゼルの過去、女としての顔と夫の本音、これまで理想的に描かれていた夫婦に暗雲が立ち込めます。それからダンカンの憎たらしい義母が、ダンカンからキットを奪おうと手を回してくるので、早くも次巻が気になっています。2022/07/24

練りようかん

10
シリーズ9作目。タイトルの警視はジェマかと思える週末旅行の殺人事件。行き先はスコットランド、料理場面ではWalker社はすぐそこなのにショートブレッドを手作りするの?と声があがり、蒸留所もすぐそこ、ウイスキー入りのクリームを添えるのか、舞台が楽しい!とテンション上がった。いち関係者としてしか動けないジェマとロンドンに残ったキンケイドが連携し、家族はくっつくも分かれるも難しいと思えるプライベートの動きで引き込む、とりまく人々のラブビジネスファミリーどの側面もとってももどかしく、それが面白かった。次へ。2024/03/20

Apollo

5
スコッチ・ウイスキー製造で有名なスペイサイドの情景描写がひたすら綺麗。不倫しちゃったジェマの友人ってまさかヘイゼルなのか、と最初は驚いたが、ヘイゼルの友人がマグカップでストレートでウイスキーを飲む場面にもびっくり。さすがスコットランドですね。この美しい地域に連続殺人は似合わないから、今回の死人は一人で済んでよかった。そして事件の行方よりも、キットの今後が気になる。このシリーズ、ますます目が離せない。2017/08/22

tubaki

3
この巻は未読でした。ヘイゼル一家がこんな事になっていたなんて、ちゃんと順番通りに読まないとだめですね。このシリーズは風景、建物の描写が何となく行った気になり好きな部分です。警視はあまり出番はなかったですが、この後大変な事が待っているので家族でがんばって欲しいな。2021/11/11

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