講談社文庫
ハゲタカ2〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 463p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062756891
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

鈴紡の次に、鷲津が狙いをつけたのは、巨大電機メーカー・曙電機だった。曙は買収阻止と再建の切り札として芝野を頼る。再び相対する二人。攻める鷲津、守る芝野、さらにアメリカの有力ファンドも買収に参入し、事態は混沌としていく。企業買収を舞台に、壮大なスケールで描いた話題作。

著者等紹介

真山仁[マヤマジン]
1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。読売新聞記者を経て、フリーランスとして独立。2003年、大手生命保険会社の破綻危機を描いた長編『連鎖破綻 ダブルギアリング』(共著・香住究名義、ダイヤモンド社)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

109
スピード感満点!ここまで読み進めると、「1」からずっとお馴染みのキャラたちが勝手に話してくれる。私的には、意外や意外、実は飯島みたいなヤツ、嫌いじゃないです。鷲津さん、遊んだつもりのCAにはしてやられちゃいましたね。メインキャラじゃないけど、村岡の奧さん、かっこいい。(笑) 一気にこの後も行くか、アランの件が気になるしなぁ。2015/01/20

佐々陽太朗(K.Tsubota)

105
真山氏は「本当のサムライは、いつどこで死んでも悔いのないよう、どう生きるかを常に考えているのだ」とアラン・ウォード・シニアに語らせている。鷲津は父の残した「正義のために死ねるか」という言葉を常に自分に問いかけていたはず。アラン・ウォード・ジュニアが自分のために死んだのだと直感したとき、鷲津は死んだのだと私は考える。すでに死んだ身であれば何ものにもとらわれることなく為すべきことを為せる。怖れるものは何もない。地位にも、名誉にも、金にも、命にもとらわれることのない状態、常住死身、鷲津は恐ろしい男になった。2016/08/06

アッシュ姉

60
面白かった!満足度高し!下巻はシリーズ最大にして最強の敵を相手に、今までにない大物を巻き込んでの壮大なスケール。形勢が二転三転し、緊迫した先の読めない展開にワクワク。思いがけず感動場面もあり、涙腺崩壊寸前に。鷲津をはじめとする揺るぎないサムライ魂を持った男たちに、胸が熱くなりました。シリーズ1と登場人物が重なっているので、間を空けずに読んで正解。魅力的な人物がたくさんで飽きない。上巻の冒頭にはショックを受けましたが、第三弾を読まずにはいられない展開になっているのがにくい。もちろん続編追いかけます!2014/12/05

Satomi

53
上巻の鈴紡の後日憚がもう少し欲しかった~!!下巻は別業界の買収劇。曙電機=富士通,シャイン=キャノン,鷲津=大森南朋、またまた現実に起きた出来事とドラマをごっちゃにしながらの脳内変換!!フィクションとは思えない関係者の思惑、有利に事を進めようとする攻防がリアル過ぎる!!ゾクゾクさせられっぱなし~!!巻末の本書はフィクションであるという著者の白々しい断り書きがナイス~!2015/07/20

ジェンダー

49
鷲津のやり方も凄いけど芝野さんのCROの役割の大変さが伝わって来ます。実際にそういった役職の人がどのくらいいるかはわからないけど。2013/03/17

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