内容説明
木を育てるように人を育て、目に見えない心の改革を成し遂げ、米沢藩の窮状を救った上杉鷹山。行政に巣くう官僚主義を排し、文化事業で雇用を創出したヘソクリ名人、加賀藩・前田綱紀…。グローバルな視点でローカルな活性化に尽力した江戸期の改革者たち。そのグローカルな人生観を現代に活かす知恵とは。
目次
してみせて、いってきかせて、させてみる―米沢藩・上杉鷹山
至誠天に通ず、この誇るべき日本人―肥前・賀島兵助
行政に巣くう官僚主義を払拭したヘソクリ名人―加賀藩・前田綱紀
平賀源内、自分を恃みすぎて怨みをかった天才の悲劇―讃岐・久米通賢その一
坂出塩田の父、ひたすら人を信じ続けた事業家の気概―讃岐・久米/通賢その二
毀誉褒貶せず、自分の道を貫いた男―豊後日田・大蔵永常
心の回復という大難題に挑戦した老中首座―松平定信
年齢ではない、八十歳の経営コンサルタントの心意気―長州藩・坂時存
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
1927年東京都に生まれる。東京都庁に勤め、広報室長、企画調整局長などを歴任して退職、作家活動に入る。歴史の中から現代に通ずるものを好んで書く。講演依頼も多く、全国を飛び回っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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