講談社文庫
「超」発想法

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062754316
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0137

内容説明

発想は既存のアイディアの組み換えで生じる。模倣なくして創造なし!まず必要なのはデータを頭に詰め込む作業、すなわち勉強だ!などなど「超」発想法の“基本五原則”に基づくノウハウを野口教授が惜しみなく公開する。ブレイクスルーのためのコツと技術が満載。こんな親切な本が、他にあるだろうか。

目次

序論 協調の時代から発想の時代へ(新しい発想がなければ駆逐される;アイディアが牽引するIT時代 ほか)
第1部 原理と原則(「超」発想法の基本原則;発想はどのように行なわれるか?)
第2部 敵と陥穽(発想の敵たち;間違った発想法)
第3部 方法と環境(正しい発想法;発想支援環境(1)考え続けよ ほか)

著者等紹介

野口悠紀雄[ノグチユキオ]
1940年、東京生まれ。’63年、東京大学工学部卒業。’64年、大蔵省入省。’72年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授などを経て、2005年4月より早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授。専攻、ファイナンス理論、日本経済論。主要著書に『情報の経済理論』(東洋経済新報社、日経経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マウリツィウス

10
確かコピーの力はこの本で知った記憶がある。そして、以前からの意見なのだけど、コピーした結果生まれたものはコピーの痕跡が分からないからこそ凄いのだろうね。時、つまり時代ごとに質が落ちると言うのもよくあること。コピーは熟達がどうしても必要、難しいという側面もある。コピー作品は当初旧来の層から批判されやすい、という傾向もある。でも、それが繰り返される。基本的にコピーされて生まれた作品がメジャー化し、またコピーされる、ということなのだよね。でも、コピーが無いと作品は出来ない。繰り返される。コピーの力は強烈なのね。

空猫

6
発想するという行為、思考の原則に立ち返り、自身の「発想」に関する主張を手短だが鋭く効果的な文章、ときに具体的な先例で補強しながら示している。続いて、その原理原則から考えて、既存の「発想法」と銘打ったマニュアル本で紹介されている小手先の技術の無意味さ有害さを指摘している。発想には、知識を得る・先人を真似るという「徹底した学習が必要」だし、学習した内容を検証したり・使ったり・組み替えたりする「思考実験も必要」という結論。確かに「なるべく考えずに決定するためのガイドライン」のような技術は発想の敵でしかない。2015/01/04

ペーター

1
想像力豊かな人間が求められるこの時代において「ブレーンストーミング」や「KJ法」などといったアイデア術が世に知れ渡っている。しかしそのような“発想法”は果たして有効だろうか?従来の発想法に疑問を感じている人にとって、発想そのものをイチから議論し根本から考える本書は非常にオススメしたい。僕自身どのようにしてら画期的な考えが浮かぶものかと悩んでいたが、この本を読んだら不安はその解消された。様々な発想法をこれまでに見てきたが、この本を最初に読みたかった。2015/04/21

ひろき

1
どうしたらアイデアは生まれるか?「超発想法」 著 野口悠紀雄 発想法の基本概念はヤングの「アイデアの作り方」に書いてあることと同じ。本書の真骨頂はアイデアを生み出す環境作りに言及している点やKJ法等既存の発想法に対する批判をしている点である。批判は一読の価値あり。2011/04/30

はじめ

0
発想とは既存のものの新しい組み合わせを作ることとしているが、それでは既存のものを成している要素は誰が作ったのか、と思ってしまう。

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