内容説明
高校に進んだ英二は軽音楽部に入部。同級生三人とともに、ロックバンド『ビート・キッズ』を結成する。メンバーとライブ・ジャックをしたり、リズム&ブルースバンドに助っ人で参加したりで、天才的なリズム感はさらに注目を浴びるが…。児童文学新人賞三冠獲得作品の続編。今度は「ロックンロール新喜劇」。
著者等紹介
風野潮[カゼノウシオ]
大阪府生まれ。1997年、『ビート・キッズ』で第38回講談社児童文学新人賞受賞。’98年、第36回野間児童文芸新人賞受賞。’99年、第9回椋鳩十児童文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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九月猫
45
ビート・キッズ続編。無事に高校に進学した英二、新しい仲間と出会いバンド結成!まではいいけれど。ゲリラライブを乗っ取り、そのバンドの兄ちゃんたちに追われる波乱な幕開け。初ライブはよそのバンドだし、自宅謹慎までくらうし、なかなかのトラブル続き。ただ英二のアホなところは相変わらずで可愛いことこの上なし。もちろん、熱く小気味よいビートと涙と笑いも相変わらず。そして、本シリーズの魅力をおおいに語ってくださっている ひこ・田中さんの解説がとてもいい!最後の言葉を私からも言おう。「英二、今度いつ会える?」2016/07/03
アポロ
17
ただ一言、好きやねん!2016/09/06
Pure
8
ビートキッズの続編。コンテストだの、プロデビューだの、自宅謹慎だのとエピソードがリアルになってきて、前作の突き抜けた感じがなくなってしまった。無難に面白い、ロックバンドを通した高校生の物語になってしまった。登場人物のキャラはみんな個性的だし、笑いと涙のストーリーも健在ですから面白いですよ。でも、体がジンジンしてくる感じが弱くなってしまったのが惜しい。2014/11/18
蕭白
6
長らく積読状態でしたが、1巻に続き一気読みでした。音楽とともにある青春って、いいですね。2019/04/08
たらこりっぷ
6
続編がやっと手に入ったので読了。高校生になっていて、もうキッズなんて言っている場合かっとツッコミを入れながら楽しみました。何かに夢中になって、ひとりじゃなくてみんなが一緒で、そしてあるものをつかみ取る。まさに青春そのもの。スポ根同様、音楽もののこの手のお話はわかりきっていても面白くて何より気持ちいいものです。2015/02/16