講談社文庫
モヤシ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 220p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062753722
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

一日一麺の人生をつらぬく作家は、尿酸値の高さを指摘され、非プリン体系食品に覚醒する。代用麺類として着目したモヤシに激しく傾倒、妻も巻き込みモヤシ料理に工夫を重ねる。ついに利尻島に栽培キットを持参しモヤシ育成の旅が始まる。旅と食い物にこだわり抜く堂々の“私モヤシ小説”。同時収録「モズク」。

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944年生まれ。作家。「本の雑誌」編集長。写真家、映画監督の顔も持ち、幅広く活躍する。’89年に『犬の系譜』(講談社文庫)で吉川英治文学新人賞、’90年に『アド・バード』(集英社文庫)で日本SF大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツバメマン★こち亀読破中

21
医者に尿酸値の高さを指摘された主人公の男が、痛風を予防するためにモヤシという食材に着目。遂には北海道への取材旅行にモヤシの栽培キットを持参する…。著者の実体験をもとにしたモヤ私小説。楽しく読めました、何故なら私の尿酸値は通常の値なので。その代わり高いのは悪玉コレステロール(T0T)2016/03/19

たーくん

9
再読→→→こうなったらモヤシと旅に出るしかない。一日一麺の人生をつらぬく作家は、尿酸値の高さを指摘され、非プリン体系食品に覚醒する。代用麺類として着目したモヤシに激しく傾倒、妻も巻き込みモヤシ料理に工夫を重ねる。ついに利尻島に栽培キットを持参しモヤシ育成の旅が始まる。旅と食い物にこだわり抜く堂々の“私モヤシ小説”。同時収録「モズク」。2018/08/09

ダンシングキャメラマン

6
好きな本。プリン体摂取過剰の危機から始まった健康生活。そしてモヤシを育てながらの旅。作品の組み立て方が何気に凄いと思う。今まで頑張ってきたおっさん達との物語。作品全体に優しさが漂っている。また、奥さんの言うことがかっこよく、この作品の物語性を作っている。2010/03/11

ソラ

4
【読メ登録以前読了作品】2006/05/10

4
尿酸値高め、痛風の恐怖に駆られる作者を救ったのはモヤシ!モヤシ料理にはまり、あげくはモヤシをつれて北海道を旅するに至る…!初読みだけど普通におもしろかったw「モズク」も漫画みたいな話だけど、当人たちの必死さとのんきさが楽しかった。2015/10/31

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