講談社文庫<br> 黒と茶の幻想〈下〉

個数:
電子版価格
¥680
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

講談社文庫
黒と茶の幻想〈下〉

  • 恩田 陸【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 講談社(2006/04発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 12pt
  • 提携先に3冊在庫がございます。(2024年05月01日 15時35分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062753616
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

美しい女が消えた夜へ
幻影の森を歩き続ける

雨の音を聞きながら、静かな森の中を進んでいく大学時代の同窓生たち。元恋人も含む四人の関係は、何気ない会話にも微妙な陰翳をにじませる。一人芝居を披露したあと永遠に姿を消した憂理は既に死んでいた。全員を巻き込んだ一夜の真相とは? 太古の杉に伝説の桜の木。巨樹の森で展開する渾身の最高長編。

第三部 蒔生
第四部 節子


恩田 陸[オンダ リク]
著・文・その他

川端 裕人[カワバタ ヒロト]
解説

内容説明

雨の音を聞きながら、静かな森の中を進んでいく大学時代の同窓生たち。元恋人も含む四人の関係は、何気ない会話にも微妙な陰翳をにじませる。一人芝居を披露したあと永遠に姿を消した憂理は既に死んでいた。全員を巻き込んだ一夜の真相とは?太古の杉に伝説の桜の木。巨樹の森で展開する渾身の最高長編。

著者等紹介

恩田陸[オンダリク]
1964年宮城県生まれ。第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった『六番目の小夜子』で’92年にデビュー。’05年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞と第2回本屋大賞を受賞。ミステリー、ホラー、SF、ファンタジーなど、あらゆるジャンルで活躍し、物語の圧倒的な魅力を読む者に与えてくれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SJW

268
学生時代の仲の良い男女4名の屋久島への旅での会話を現在と過去の話を交えながら綴る旅行小説。下巻も残りの男女1名づつの2章からなっていて、明らかになっていなかった過去が徐々に明かされていく。生活環境から抜け出して非日常の世界への旅だが、会話の内容は日常に近く、エンターテイメントの味わいが少ない。しかし、屋久島の観光、登山の描写は臨場感があり、男女4名と観光・登山をしてきたような感覚になった。解説に世代小説とあったが、使い捨てカメラ等が出てきて、若い人にはピンと来ない部分が多いという意味で世代小説なのかと納得2018/06/20

パトラッシュ

223
(承前)信頼できない語り手4人による回想のピースが徐々にはまっていき、誰も予想しなかった絵が完成する。それぞれが若き日に負った心の傷を秘めてきた結果、表面上は仲のよい面々が実は今日まで続く膿んだ痛みに耐えてきた事実が明るみになる。必死に自分を守るため記憶を改竄し、他人を信じるふりをして、目に見えぬストレスをため込み続けた。そんな偽りの生が破綻する寸前、最後に全てが明るみに出るプロセスの描出にかけて、著者の右に出る作家はいない。それがどれほど醜くとも、読者の心には豪華絢爛たる万華鏡の美しい謎が残されるのだ。2024/01/07

Atsushi

153
美しき謎と過去への思索の旅。気ままな会話を楽しみながら、ずっと気にしてきたことを解明していく四人。節子の章が一番良かった。後味は悪いが気になっていた憂理の件が解決してすっきり。先日誕生日を迎えたが森の中を歩く人生の旅はまだまだ続く。楽しみ半分不安半分だ。2018/05/19

どんちん

141
ほんわかとした読後感でした。夜ピク大人版という感想が多かったのもうなづけますね。華麗にして美しい謎、納得。こういう人間関係はうらやましですね。もちろん、ここまでの付き合いでも、相手に見せない・みせらない自分があるというところが、リアルな人間くさくて、一層物語を引き立てているなぁと。ある意味、人対人の心の限界レベルまで接近した付き合いという感じかな。これがなく、100%信じあっているような設定だと、逆に薄っぺらな話になってしまうかな。4人に完敗・乾杯!再読...ちょっと分厚いなぁww いつかチャレンジ!2015/12/01

NADIA

102
男女4人のそれぞれの視点で語られる手法がとても効いていたと思います。過去の謎がだんだん解明される過程と、屋久島の縄文杉ツアー制覇(?)の過程がリンクして最後まで面白く読めました。情景描写が素晴らしく、私もメンバーとして一緒に濃密な空気の中で巨樹の島登山を体験しているような気分になりました。ちょうど約束の時期になったんじゃないかと。続編希望です(^^)2016/04/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/563903
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。