講談社文庫
逸脱者〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 395p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062753104
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

警護対象者の女性が、女暗殺者ドラマによって誘拐された。アティカスは、ドラマの要求に従って自分と要人の身柄を交換するが、ドラマの要求はそれだけにとどまらなかった。本当の目的は別にあったのだ。期せずして暗殺者と行動をともにすることになったボディーガードのもとに、もうひとりの暗殺者が現れる。

著者等紹介

ルッカ,グレッグ[ルッカ,グレッグ][Rucka,Greg]
1970年、サンフランシスコ生まれ。ニューヨーク州ヴァッサー大学卒。南カリフォルニア大学創作学科で修士号を得る。1996年、プロのボディーガードを主人公にした『守護者(キーパー)』でデビュー、PWA最優秀処女長編賞候補に。その後『奪回者』『暗殺者(キラー)』と快調にヒットを飛ばす

飯干京子[イイボシキョウコ]
1964年、兵庫県生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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くたくた

46
ブリジットとアティカスは合わない!と思っていたがこうくるか。暗殺者を題材にする危険に無自覚に踏み込むクリスの軽さ。殺し屋を引き連れて隠れ家に意気揚々と攻め込んでくるブリジット。おいおい、勘弁してくれ!不公平って何が?クリスの死の責任はスルーか?そこらをまわり全員が分かってるのがさらに痛いのかも。アティカスがアリーナ側に飲み込まれる展開がいささか説得力に欠ける気がするし、こっちをエピソード盛り盛りにして、ドラマティックに仕立ててくれてもよかったのにな。アリーナの動きが封じられてしまったのもちょっと残念。2019/04/12

chiseiok

27
読了早かった、いやもう止まらなかった!想像を絶した展開…とはまさにこの事(実際はちょいちょい情報があって"絶して"ないんですがw)。新刊時に全くのまっさらなスタンスで読んでいたら、その衝撃は一体どれだけだったのかと…。自身の信念に対してあくまで誠実であろうとするがゆえに、どんどん"Critical Space"へと"逸脱"してゆくアティカス。もうすでにあの頃からは遥か遠いところに来てしまったのに、更にこの先どこまで行くのだろう。正直読んでいて、切ない、苦しい、でも面白い!もう絶対目が離せない。スコット…。2014/11/03

run

9
このタイトルはそういう意味なのか…。驚愕。でもたまらなく面白い!この後は何処へ向かうの?そしてまたも思わぬ人物の退場に涙…素敵だったのに。2014/12/29

あつぼう

8
想像を絶する展開で寝る間を惜しんで読んでしまいました。この逸脱者がシリーズの分岐点になるのは間違いないやろうけど、アティカスがこれから向う場所が全く予想出来ないです。ボディーガードという枠ではおさまらないけど、どんな状況下でもクライアントを守りぬくアティカスがみたいものです。アティカスだけではなくシリーズを通してアティカスを支えてきた登場人物にも変化が必要になってきますね。【哀国者】がどういう展開になるのか楽しみでもあるけど不安でもあります。なんか行き着く処まで行き着いたって感じがした本作でした。2009/10/12

Yoko

7
大切な友を次々と失い、読んでいる方も寂くなった。それでも選んだ道を行アティカス。ストイックに自分を研ぎ澄まし、護る、許す存在になったアリーナと。答えが出るのはこれから。そういえば珍しく、続く…みたいな感じで終わったねぇ。2012/06/16

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